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『スパイダーマン:スパイダーバース』続編の監督チーム結成、『ソウルフル・ワールド』監督が参加 ─ フィル・ロード&クリス・ミラーも脚本執筆

スパイダーマン:スパイダーバース
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2018年製作『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編映画(タイトル未定)の監督として、『ソウルフル・ワールド』(2020)監督のケンプ・パワーズらが新たに就任したことがわかった。米Varietyが報じている。

『スパイダーマン:スパイダーバース』は、マルチバースをキーワードに、ピーター・パーカー/スパイダーマンをはじめとする並行世界のスパイダーマンとスパイダーウーマンが集結する物語。第91回アカデミー賞で長編アニメーション映画賞に輝いた。

新監督に決定したのは、ケンプ・パワーズのほか、前作の美術監督を務めたジャスティン・K・トンプソン。以前から報じられていた「ヴォルトロン」(2016-)のホアキン・ドス・サントスを含め、前作に続いて3人1組の監督チームで製作に臨む(前作はボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人が監督を担当)。

また、前作から続投するプロデューサーのフィル・ロード&クリス・ミラーは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデイヴ・キャラハムと脚本を共同執筆。製作総指揮には前作監督のピーター・ラムジー、『デッドプール』シリーズのアディチャ・スードが名を連ね、プロデューサー陣にはおなじみ『スパイダーマン』シリーズのアヴィ・アラッドとエイミー・パスカル、前作のクリスティーナ・スタインバーグが揃って復帰した。

このたび監督チームへの参加が報じられたケンプ・パワーズは、『ソウルフル・ワールド』で脚本・監督を務めたほか、『あの夜、マイアミで』(2020)の原作・脚本を担当し、第93回アカデミー賞の脚色賞にノミネートされている注目株。ジャスティン・K・トンプソンは本作が長編監督デビューとなるが、『くもりときどきミートボール』シリーズでも美術監督を務めており、フィル&クリスの信頼は厚い。

報道にあたり、監督の3人は「『スパイダーマン:スパイダーバース』のチームはとんでもなく高いハードルを作ってくださいました。マイルズ・モラレスの次なる物語を描くという挑戦に参加できて光栄です」とのコメントを共同で発表。フィル&クリスは、「ホアキンの描くキャラクターの温かさとユニークさ、ミュージカルのようなアクションとエモーショナルな物語、ジャスティンの映像的発明とサプライズへの徹底した姿勢、ケンプの鋭さと野心、笑い、そして作家としての知性と監督としての心」に信頼を寄せ、監督就任を歓迎する声明を公開した。

なお既報によると、音楽には前作からダニエル・ペンバートンが続投。『インクレディブル・ファミリー』(2018)『リメンバー・ミー』(2017)のストーリー・アーティストであるオクタヴィオ・E・ロドリゲスも参加している。

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』続編(タイトル未定)は2022年10月7日に米国公開予定

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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