内閣初、ハリウッド映画をロケ誘致『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』発表 ─ 日本撮影の制度改善を政府として

ヘンリー・ゴールディングにとって、日本での作品撮影は初めての経験だが、実は2014年に日本テレビの『Welcome To The Railworld Japan』という紀行番組で日本の9県を訪れていたという。「電車、新幹線、JRでまわったんですよ。だから今回は日本で撮影できると聞いて、すごく興奮しました。まず初めに姫路で、それから大阪にも行きます。日本食も食べれるだけ食べたいです。」日本では、城や寺など、撮影許可が得られた様々な場所を訪れるのが楽しみでならないと目を輝かせた。
日本語も覚えているのでは?と聞かれると、「アッハ」と笑い、「ベーシックなやつだけですし、丁寧語じゃない」とかわし、隣席の安部春香を「僕には通訳がいるから」と頼った。
ヘンリーは今作について、『G.I.ジョー』の新たなタイムラインを描くユニバース作品となると説明。「後続の作品にとっても、世界観を確立する第一弾です」として、新たなシリーズ展開を示唆した。
なおこの日の製作発表会では、記者陣に同時通訳音声用のレシーバーが配布された。意外に思われるかもしれないが、このような海外映画の会見で同時通訳が行われるのは異例だ。(これまでの通例では、海外ゲストと日本語通訳が交互に話すので、ざっくり2倍の時間を要していた。)この『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』から、これまでとは違う新風が吹きそうだと予感させるものだった。
ギャラリー
ハリウッドと日本の才能が激突、一ヶ月を超える長期日本ロケで製作される『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は2020年公開。東和ピクチャーズ配給。