『ワイルド・スピード』ハン役、クライム映画『SNAKEHEAD』でコワい密売人に ─ 米予告が公開

『ワイスピ』最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でハン役として帰ってきたサン・カンが、新作映画『SNAKEHEAD(原題)』で驚くほどに様変わりだ。このたび到着した米国版予告編には、犯罪一家の息子としてドラッグの強奪に挑むサンのちょっぴり怖い姿が捉えられている。
米ニューヨーク、チャイナタウン。“スネークヘッド”として知られる密輸人の助けを得て、中国からアメリカに渡った女性シスター・ティーは、アメリカン・ドリームとは程遠い新生活を始めた。ある時、ニューヨークで力を握る犯罪一家の女家長から気に入られたティーは、危険な仕事に手を染めていくことになる。成功だけがアメリカを訪れた目的ではないティーは、みるみるうちに裏社会に引きずり込まれていくが……。
予告編で見られる通り、サンが演じる男はダークなオーラをまとっており、主人公のティーには「お前は母さんから相当気にいられてるみたいだな、分かってんのか?」と迫っている。どうやら女家長の息子らしい。
映像を進めていくと、サン演じる息子とティーはドラッグの密輸に挑んでいるようで、屈強な男たち相手に格闘している姿も見られる。「全ては生き残るため」と決意を見せるティーは危険いっぱいの裏社会でのし上がっていくようだが、サン演じる男はどのようにして絡んでいくのか。ティーにとって味方か敵か。『ワイスピ』のクールで心優しいハンとは様変わりした雰囲気を漂わせたサンの演技にも注目したい。
主演は、『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』(2014)などのシューヤ・チャン。サンとともに、「Marvel ルーク・ケイジ」(2016-2018)「THE BLACKLIST/ブラックリスト」(2013-)などのベテラン俳優ジェイド・ウーが女家長役で脇を固める。監督は、ドキュメンタリー作品も手がけるエバン・ジャクソン・レオン。史実を基に脚本も執筆した。2021年9月開催のトロント国際映画祭でプレミアを迎える。同年10月29日に劇場&デジタル配信にて米公開予定。