【独占】『スノー・ロワイヤル』リーアム・ニーソン、息子の遺体と対面 ─ 謎のブラックユーモアに出演者も困惑

『スター・ウォーズ』『96時間』などのリーアム・ニーソン主演最新作『スノー・ロワイヤル』が2019年6月7日(金)に全国公開される。
このたびTHE RIVERでは、“笑っていいのか、それとも笑っちゃいけないのか”ギリギリのラインを攻めまくる本作より、ブラックユーモアのスパイスがピリッと効いたシーンの映像を独占入手。リーアム扮する主人公ネルズと妻のグレイスが、殺害された息子の亡骸に対面するという極めてシリアスな場面……のはずだ。
張り詰めた空気が漂う死体安置所にて、ネルズと妻グレイスは、愛する息子カイルの亡骸に対面する。言葉を失う夫妻、立ち会う警察官と検視官、死体安置台のペダルをキコキコ踏みつづける職員、そのわりにはなかなか上がってこない息子の遺体。ネルズによる復讐劇が幕を開けるきっかけとなる場面だが、重苦しい空気の中、謎の時間がしばし流れる……。
悲劇を発端とするネルズの戦いは、麻薬王の組織や敵対するギャングを巻き込んで、勘違いが勘違いを呼ぶ四つ巴の戦いへと展開していく。ストーリーが展開するにつれてエスカレートしていくブラックユーモアの数々は、出演者たちをもって「最初に脚本を読んだときは戸惑った」と言わしめるほどだ。
監督のハンス・ペテル・モランドは、本作のコメディ要素について「この映画のおかしさは作品の内側から滲み出てくるものでなければいけません。観客の多くが死体安置所のシーンで“これはちょっと違う映画だぞ”と気付いて、そこで笑ってもいいんだと感じるみたいです。おかしいところは観客が自ら発見して、好きな時に笑ってくれればいいんです」とコメントしている。
ちなみにネルズの息子役を務めたマイケル・リチャードソンはリーアムの実の息子。オーディションで父の名前を明かさず、実力で役を手に入れたというマイケルとの共演に、リーアムは「とても嬉しかったですよ!いつものように会話をしているみたいで、撮影も楽でした」と述べている。
『スノー・ロワイヤル』
雪の町キーホーで模範市民賞を受賞するほどの真面目な除雪作業員ネルズ・コックスマンは、ある日、一人息子が麻薬の過剰摂取に偽装されて地元の麻薬王バイキングの組織に殺されてしまう。組織の陰謀を悟ったネルズは、ある時は素手で、ある時は銃で、ある時は除雪車で、一人また一人と敵を殺していくのだった。ところがバイキングは、ネルズの復讐を、敵対するネイティブアメリカン麻薬組織の仕業と勘違い。組織同士が噛み合わない抗争に突入する中、田舎町で起きた久々の事件に地元警察は大喜び。ネルズの戦いは、全く思いもよらない方向へと進んでいく……。
本作は、ノルウェーの鬼才監督ハンス・ピーター・モランドが、自身の代表作『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(2014)をセルフリメイクしたもの。プロデューサーは『パルプ・フィクション』(1994)『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)のマイケル・シャンバーグが担当。共演には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のローラ・ダーン、『オリエント急行殺人事件』(2017)のトム・ベイトマン、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)のエミー・ロッサムが揃った。
映画『スノー・ロワイヤル』は2019年6月7日(金)全国ロードショー。
『スノー・ロワイヤル』公式サイト:https://snowroyale.jp/