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ザック・スナイダー、新DCユニバースに納得 ─ ジェームズ・ガンと話し合いが行われていたことが明らかに

Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28561796126 | https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032

かつてDC映画を牽引したザック・スナイダーは、ジェームズ・ガン主導で新起動するDCユニバースの方針に納得しているようだ。

スナイダーは2013年の『マン・オブ・スティール』を監督して以来、DC映画におけるダークでシリアスなトーンを決定付けた人物。『ジャスティス・リーグ』(2017)では不幸のため途中で監督降板を余儀なくされたが、熱狂的なファンの要望で2021年には『ザック・スナイダーカット』と呼ばれる完全版をリリース。スナイダーが作り上げた世界観「スナイダーバース」には支持者が多く、存続を訴える声は今も止まない。

その後のDCはジェームズ・ガンらによる新体制「DCスタジオ」が設立され、全く新しい道を歩む運びとなっている。Twitterでは、もうワーナーにスナイダーバース継続の意思がないのならば、Netflixに権利を譲って、スナイダーがNetflixで続編シリーズを展開できるようにしてほしいという意見がガンのもとに寄せられた。なぜNetflixなのかと言うと、スナイダーが現在Netflixで『Rebel Moon(原題)』など独自の新シリーズを準備しているからだ。

ガンはこの要望を否定。「Netflixにそのような関心はありません(別の話し合いはしていますが)」と答えて、「ザックにもそのような関心はないし、ご自身でやられていることに満足しているようです(もちろん、我々も話し合いはしました)」と説明した。

さらに「何を話したの?」と追加質問を受けたガンは、「僕の決断を支持しますということを伝えるために連絡してきてくれました。彼は素晴らしい方。今はご自身で巨大な世界観を作ろうとしていて、そのことに満足しているようですよ」と返答。互いの進む道を理解しあっていることを明かした。

改める必要もないかもしれないが、やはりスナイダーは今後のDCユニバース作品に関与しないということだ。スナイダー時代にキャスティングされたヒーローたちは、2023年6月米公開の『ザ・フラッシュ』と、12月米公開の『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』でひとまず終幕を迎えることとなる。

ところで気になるポイントとは、ガンとNetflixが「別の話し合いをしている」と添えていることだ。今後DCスタジオが配信専門の作品をリリースするのなら、本国ではHBO Maxがプラットフォームになるはず。この度のツイートだけでは詳細が掴みづらいので、もしも何か企画があるのならば、今後の情報に注目しておこう。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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