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スナイダーバース、アニメ化で継続の可能性あった ─ 「有害」批判もあるスナイダーファン、「自殺防止の募金で命を救った」

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (c) DC. Zack Snyder's Justice League (c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『ジャスティス・リーグ』(2017)で旧DCユニバースの荘厳な神話世界としての方針を決定付けたザック・スナイダー監督。その後、より大きな事情によってシリーズは打ち切りとなってしまい、作中で示唆された壮大な物語の行く末は未解決のまま終了となってしまった。

すでに米ワーナー・ブラザースはジェームズ・ガンを代表に迎えたDCスタジオとともに、新ユニバースに注力している。“スナイダー・バース”の復活は一見あり得なさそうだが、それでも継続の可能性は残っているのだろうか?ファンは希望を持ち続けるべきなのだろうか?

ポッドキャスト番組にてそう尋ねられたスナイダーは、「こうして今もその話をしているという事実自体が、ある意味、僕たちが取り組んでいた神話の正当性を証明していますね」と喜びながら、“スナイダー・バース”に対する思いや、今後の可能性を実直に語っている。

「あのヒーローたちは人の心に触れる存在です。そして最終的には、人間という存在そのものや、このクレイジーな世界の意味を肯定する存在であるべきだと思っています。彼らは、我々のメタファーのような存在です」。バットマンやスーパーマン、ワンダーウーマンたちは現実の写し鏡のようであると語るスナイダー。「ただ……」と、そこに断りを加えている。

「僕はあくまで、彼らの“羊飼い”にすぎません。彼らはすでに存在していたキャラクターだし、これからも別の人が扱って、また別の人に受け継がれて……そういうものですから。」

コミックスのキャラクターは、これまでもこれからも、様々なクリエイターの手によって育てられていく。スナイダーもその一時代を担った一人であるに過ぎないのだ。

「でも、“絶対にない”とは言いません」と、スナイダーは加える。「だって、僕も『ジャスティス・リーグ』を創る過程を経験しましたから。もしあなたが僕の立場だったら、“自分のバージョンの『ジャスティス・リーグ』が成立するなんてあり得ない”と思わされる、暗い時間が何度もあったはずです。無理でしたよ。コストの事情、政治の事情、あらゆる事情が立ちはだかっていましたから。それでも、『ジャスティス・リーグ』は存在できたわけです」。

『ジャスティス・リーグ』の撮影中、スナイダーは愛娘を自殺によって失うという極めて難しい事情によって途中降板している。映画は別の監督によって仕上げられたが、それは当然ながらスナイダーのビジョンが作品から失われたことを意味する。ファンはスナイダーが思い描いた本来のバージョンを求めて熱心な活動を起こし、最終的には『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が実現した。

「ファンは、そのことを忘れてはいけないと思う」とスナイダーは続ける。「それにファンは、自殺防止のための多額の資金も集めてくれました。たくさんの善き行いをしました。彼らは“有害なファン”だのなんだのと批判されることも多いですが、でも……、彼らは文字通り、人の命を救ったんです」。

スナイダー自身が言うように、彼の作品のファンの中には過激で排他的な言説も目立ち、ポップカルチャー文脈においてはしばしば「有害なファン」と見做されることも少なくない。「そんなふうに思うなら、勝手にそう思ってろって感じですよ」とスナイダーは擁護する。彼のファンは、『ジャスティス・リーグ』スナイダー版を求める一連のファン活動「#ReleaseTheSnyderCut」に伴って、アメリカ自殺予防財団に50万ドルの寄付を行っている。

さらにスナイダーは、「『ジャスティス・リーグ』の2作目や3作目などを、コミックかアニメで継続することは考えた?」と質問を受けると、「もちろん、かなり話し合いましたよ」と答えている。

「今はなんでも可能な世界ですからね。どんな形になるかはわかりませんが、ブロードウェイ・ミュージカルとか?それも面白そうだし。」

※Amazon のアソシエイトとして、THE RIVERは適格販売により収入を得ています。

Source:Happy Sad Confused

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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