『ソーシャル・ネットワーク』脚本家、「続編作るべき」と意欲示す ─ Facebookのその後にも興味

映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)で製作総指揮・脚本を務めたアーロン・ソーキンと、プロデューサーのスコット・ルーディンが、続編の製作に非常に前向きであることを明かした。
MORE TO THE STORY: Aaron Sorkin says "The Social Network" producer Scott Rudin has reached out to him about revisiting the subject of #Facebook on film. pic.twitter.com/hE5iOwEik1
— AP Entertainment (@APEntertainment) January 11, 2019
『ソーシャル・ネットワーク』は、米Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグを巡る物語。ザッカーバーグ役に『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のジェシー・アイゼンバーグ、創業仲間エドゥアルド・サベリンに『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドら注目の俳優を迎え、Facebook設立の経緯やザッカーバーグとサベリンの対立などを描いた。
このたび続編映画の製作について口を開いたのは、製作総指揮・脚本を務めたアーロン・ソーキンだ。米AP Entertainmentによるインタビューにて、「2018年の現在(インタビュー当時)よりも2005年の方がFacebookについて詳しかった」と前置きをしつつ、「でも続編を作るべきだと分かるくらいには知っていますよ」と語った。
「映画は、ウィンクルボス兄弟とエドゥアルド・サベリンとの訴訟が決着したところで終わっていますが、そのあと非常に興味深い、ドラマチックな出来事が沢山起きていますしね。」
確かに、近年もFacebookは目覚ましい成長を見せている一方で、プライバシー問題など様々な課題に直面している。たとえば2016年の米大統領選挙では、トランプ陣営が雇った政治・選挙関連データ分析企業「ケンブリッジ・アナリティカ」が5,000万人分ものFacebookユーザーのデータを不正収集していたことが判明、大きな批判を受けた。
一連のFacebookを巡る出来事には、『ソーシャル・ネットワーク』のプロデューサーを務めたスコット・ルーディンも注目している模様。ソーキンいわく、ルーディンからは「(Facebook関連の)記事が添えられた、“続編を作る時が来たんじゃない?”というメールが何回も送られてきた」とか。製作のキーパーソンふたりは、揃って続編の実現に前向きというわけだ。
もし本当に続編が製作される運びとなった場合、ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグをはじめとするキャストにもぜひ戻ってきてほしい。きっと、“その後”の物語を観たい映画ファンはたくさんいるはずだ。
Source: AP Entertainment