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『ロスト・イン・トランスレーション』ソフィア・コッポラ監督、初のドラマシリーズに挑戦 ─ 名作小説を「Apple TV+」で映像化

[写真]George Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sofia_Coppola_Cannes_2014.jpg

『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(2017)などで知られる映画監督のソフィア・コッポラが、自身初となるテレビシリーズ(タイトル未定)を手がけることがわかった。米Deadlineなど、複数のメディアが報じている。

本作は「Apple TV+」オリジナルドラマ作品として企画されているもので、原作はアメリカ出身の女性作家イーディス・ウォートンが1913年に出版した小説「The Custom of the Country」。人気ドラマ「ダウントン・アビー」(2010-2015)の原作となった同名小説にインスピレーションを与えたといわれる名作だ。

物語は、ニューヨークの社交界でのし上がろうという野心を抱くアメリカ中西部の少女ウンディーネ・スプラッグを中心に展開していく。上流社会への仲間入りを目指すウンディーネは、ニューヨークの古き名門一家の子息であるラルフ・マーベルと結婚するも、望むような贅沢な生活を手に入れることが出来なかった。やがて生活に愛想を尽かしたウンディーネは、ラルフとの間に授かった息子ポールの育児を怠ったり、ラルフの従兄弟ピーターと不倫するようになったりと、己の欲望の赴くままに波乱の人生を歩んでいく。

本作はリミテッドシリーズとなる可能性があると伝えられており、ソフィアは脚本・監督を担当。発表に際して、ソフィアは「ウンディーネ・スプラッグは文学上のアンチヒロインで大好きな人物です。彼女を初めて映像化することにワクワクしています」とコメントしている。

ちなみに2014年には、同じく「The Custom of the Country」を原作としたテレビドラマがソニー・ピクチャーズ・テレビジョンにて企画されていた。同企画は『アベンジャーズ』シリーズのスカーレット・ヨハンソンが出演する方針だったという。

Apple TV+、渋いラインナップが魅力

Source: Deadline

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。