『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』製作費は2億5,000万ドル以上、シリーズ史上最高額に

「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の製作費が、シリーズ史上最高額にあたる2億5,000万ドル(約274億円)以上に達していたことがわかった(1ドルあたり約109円換算)。米Variety誌が伝えている。
これまでの「スター・ウォーズ」で最も高額の製作費を投じられたのは、2015年『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の約2億4,500万ドル。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)は約2億ドルが費やされたとみられ、『ハン・ソロ』はこれらを上回って史上最高額に達したようである。
ちなみにシリーズ第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)は1,100万ドルで製作されており、この金額はインフレを考慮すると現在の4,500万ドルにあたる。それでも『ハン・ソロ』はその約5倍を必要としたのだ……。
しかしながら『ハン・ソロ』の製作費がこれほどの金額になることは、ウォルト・ディズニーやルーカスフィルムにとっても想定外だっただろう。Varietyは製作費が増加した要因として、当初監督を務めていたフィル・ロード&クリス・ミラーの降板による大規模な再撮影を挙げている。フィル&クリスの降板時点で『ハン・ソロ』の本撮影は3分の2を終了していたとされるが、同誌によれば、完成版の70%は後任者のロン・ハワード監督が撮影したものだというのだ。
ちなみに近年、大規模な再撮影によって製作費が高額になった例には、ワーナー・ブラザーズ&DCコミックス作品『ジャスティス・リーグ』(2017)の約3億ドルがある。同作はザック・スナイダー監督の途中降板により、ジョス・ウェドンが後任者として再撮影&仕上げ作業にあたっていた。
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は2018年6月29日より全国ロードショー。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』公式サイト:https://starwars.disney.co.jp/movie/hansolo.html
Sources: Variety, CBR
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