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ジム・キャリー「『ソニック』続編からカットされたジョークは山ほど」 ─ これが最後かもしれない貴重な動画インタビュー

大ヒットを記録した『ソニック・ザ・ムービー』(2020)の待望の続編、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』が2022年8月19日よりいよいよ日本公開を迎える。前作同様、悪役のドクター・ロボトニックを演じるのは名優ジム・キャリーだ。

『ソニック・ザ・ムービー』ラストではゲームと同じくツルリとした頭になり、この続編ではさらにパワーアップした演技でソニックたちに迫る。コメディ的な演技といえばキャリーの最も得意のするところであり、本作ではジム・キャリー節全開の愉快なパフォーマンスがたっぷり堪能できる。

『マスク』(1994)『バットマン フォーエヴァー』(1995)に『トゥルーマン・ショー』、『エターナル・サンシャイン』(2004)や『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008)……有名出演作を挙げれば枚挙にいとまがないキャリー。THE RIVERではキャリーに動画インタビューを行い、本作の裏話についていくつか尋ねることができた。

なお、このインタビューは2022年3月に実施していたものだが、その後キャリーは俳優引退を示唆。「いたって本気です」「僕はもう充分です。充分やったし、満たされています」と発言した。つまりこのインタビューはキャリーにとって、俳優として日本のメディアで受ける最後の機会にもなり得るのだ。

キャリーは筆者の質問に、楽しそうな様子で優しく答えてくれた。その柔らかな笑顔と、リラックスしたカジュアルな姿をぜひ動画でもお確かめいただきたい。

『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』ドクター・ロボトニック役ジム・キャリー 動画インタビュー

──本作でソニックは、バットマンのようなスーパーヒーローになることを目指します。バットマンと言えば、かつてあなたも戦った相手ですよね。こうした作品では、スーパーヒーローとヴィランはお互いを必要とし合っているようなところもあります。ソニックとドクター・ロボトニックの関係について、どのようにお考えですか?

陰と陽のようなものですよね。世の中にはいつも対抗勢力というものがあります。どちらかのバランスが崩れることもある。たいていは闇の勢力の方がちょっと強く押しがち(笑)。ソニックは無垢で、あなたが子どもの頃に僕の映画を観て、その時憧れたようなキャラクター。無垢でピュアで、ただ純粋に世の中のことを楽しんでいます。若者ならではの恐れ知らずです。

そしてドクター・ロボトニックは、全てを自分のものにしたいと考えている。すべてを支配して、力を奪おうとしているんです。支配できないものは破壊する。そこが彼のすごいところです。

彼は前作でも素晴らしい悪役でしたが、本作では進化しました。彼がキノコの惑星に行った後……、あれがどういうキノコなのかはわかりませんが、彼は変わったんです。神にでもなった気でいるんじゃないかな。

──コメディ系のヴィランを演じられるのは、『バットマン フォーエヴァー』ぶりですね。リドラー役や、90年代に演じられたような役を思い出す瞬間はありましたか?

それが面白いことに、全く別のものとして考えていました。でも、似ている部分もあると思います。みな、社会から追い出されたキャラクターですね。僕はいつも、「愛されざる者には気を付けろ」と言っています。特に、頭の切れる者なら危険な存在になりうる。いつも邪悪なことを企んで、自分と同じくらい邪悪な仲間を見つけてくるからです。今回の場合はナックルズ。今作で彼は、相棒を見つけるんですね。もう、単独の悪者ではない。それで……、何の回答だっけ。答えになっているかわからないけれど、きちんと答えているよね!それが大事。

──今作でのあなたの演技は、前作よりももっとファニーに、ワイルドに、そして創造性豊かになっているように見えました。でも脚本上はもっとシンプルだったのではないかと想像しています。監督とは、アドリブも効かせられるよう、もっと自由にやりたいといった話はされましたか?

そうですね。1作目では、ドクター・ロボトニック役の演技についての案みたいなものが組まれていて、僕がたくさん変更を加えて書き直させてもらったんです。僕はライターでもあって、いつも書き物をするんですね。それを監督の元に持ち込んで、あなたがキャプテンですが、どう思いますかと提案するんです。現場ではあちこちにメモを貼って、頭に浮かんだことを何でも書き出していくんです。アドリブもやるし、書き物もたくさんやります。

今作でも、結構気兼ねなく書かせてもらえました。(脚本が)あまり書き込まれていないけど、どうしたんですかと聞いたら、あなたが全部書き換えるからですよって(笑)。あなたのために、仮の部分を少し残しておいたんですってね。なので、皆さんに手伝っていただきながら、自分のアイデアを持ち込んだんです。本編からはカットされたジョークなどが100個くらいあります。やりたい放題やらせてもらいましたね。できることを全部やって、その中からきちんと熟したマンゴーを数個だけ拾うって感じでした。

映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』は2022年8月19日(金)全国公開。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューさせていただきました。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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