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『ヴェノム』大ヒットが後押し! ソニーがIMAXと長期契約を締結 ― 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』IMAX上映が早くも決定

ヴェノム
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映画『スパイダーマン』シリーズなど数々の話題作を手がける米ソニー・ピクチャーズが、IMAXとの長期契約を初めて結んだことがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。

ソニーとIMAXの契約締結を後押ししたのは、同じくマーベル・コミックを原作とする映画『ヴェノム』(2018年11月2日公開)が米国にて優れた成績を示したこと。同作は米国公開後の3日間で、IMAX上映にて1,540万ドルの興行成績を記録。より優れた上映環境での鑑賞を求めるファンが多いことを裏付ける結果となった。

報道によれば、今回の契約に含まれているのは2019年に米国公開される3本の話題作だ。ひとつはマーベル・スタジオとの共同製作による『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(7月5日米国公開)。前作『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)もIMAX上映が用意されたが、続編もIMAXでの登場が約束された。
そのほかクリス・ヘムズワース主演の『メン・イン・ブラック』新作スピンオフ映画(タイトル未定、6月14日米国公開)、ドウェイン・ジョンソン主演による『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)の続編映画(タイトル未定、12月13日米国公開)が契約に含まれた。これらの作品はリマスターされ、全世界でIMAX規格にて上映されることになる。

これまでソニーはIMAXとの間に、契約を映画一本単位で結んできた。 Imax Entertainmentのグレッグ・フォスターCEOは、同社がワーナー・ブラザースやディズニー、20世紀フォックス、パラマウント・ピクチャーズといった大手スタジオと複数作品の契約を結んでいることに言及しながら、今回の契約締結は「ソニーとの関係をさらに強固にするもの」だとコメントを発表している。

なおマーベル・シネマティック・ユニバースを統括するマーベル・スタジオは、『アイアンマン2』(2010)で初めてIMAX上映を導入し、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)ではハリウッド初となる全編IMAXカメラによる撮影を実現。フォスターCEOは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のIMAX上映決定を受けて、マーベルとの関係が継続することにも喜びの言葉を述べた。

映画『ヴェノム』は2018年11月2日(金)より全国ロードショー。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年7月5日に米国公開予定だ。

『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/

Source: THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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