【インタビュー】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』エレクトロ役ジェイミー・フォックスが語る成功の要因とは?

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』には、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)のヴィラン、エレクトロがまさしく電撃復帰を果たす。演じるジェイミー・フォックスは約7年ぶりの再演となった。
当時とは全く違う環境での復帰に、ジェイミーはどう思ったのか。THE RIVERでは、ジェイミーのオフィシャルインタビューを紹介しよう。

── ドクター・オクトパス役のアルフレッド・モリーナとグリーンゴブリン役のウィレム・デフォーとの共演について
セットの向こうを見ると、ウィレム・デフォーとアルフレッド(・モリーナ)、そしていろんな人がいました。全員がたくさんの作品に出演してきた俳優ばかり。前にも話しましたけれど、マーベルの功績は、素晴らしく刺激的で興奮させる俳優たちをキャスティングしたことだと思います。
── ジョン・ワッツ監督との仕事について
ジョンは、フリースタイルのシーンを撮ろうとおっしゃりました。何をしてくれるか見てみよう、というように。時々、その自由なテイクの中に、彼は宝石を見つけて、それらをつなげて魔法を掛けるんです。
── ジョン・ワッツ監督のキャラクター作りについて
トム・ホランドがスーツを着てウェブ(糸)をスリングする前に、トム自身がピーターを本当に好きになるように、彼はキャラクターをとても魅力的にしました。個人的にはトム・ホランドの目に魅了されますね。明るくて力強い目。だから、ジョンはキャラクターを作り上げてから、スーパーパワーを与えるんです。それがジョンの勝因。この映画は、その理由で成功すると思います。コスチュームを着ていても、着ていなくてもキャラクターを応援したくなる映画なんです。

── ジョン・ワッツ監督の才能について
自信を持っている監督は多くはいません。自信を持って“計画がある”と言ってから、A、B、C、Dと実行していって、すべてを空中でジャグリングしてから、組み立てられる監督はなかなかいないです。彼にはこう言いました。“それは特別な才能で最高だ”と。特にこのビジネスでは、みんな塗り絵のように線の中でしか色をつけないですからね。だから、筆を手に取りジャクソン・ポロック※並みの作品を作れるジョンは素晴らしいです。
※20世紀を代表する抽象表現主義の画家。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、全国公開中。
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