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リブート版『スポーン』に新たな脚本家・監督が参加 ─ 脚本改稿中、資金調達難航も「必ず作る」

スポーン

1990年代の同名コミックを再映画化する『スポーン(原題:Spawn)』に、新たな脚本家・監督が参加していることがわかった。原作・脚本・監督を兼任するトッド・マクファーレンがBeTerrificにて明かした。

『スポーン』リブート版の企画が動き出したのは2017年7月のこと。マクファーレンは自ら脚本・監督を務め、R指定での映画化を希望。『ゲット・アウト』(2017)や『ミスター・ガラス』(2019)などのジェイソン・ブラムがプロデューサーに就任し、主人公アル・シモンズ/スポーン役を『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)のジェイミー・フォックス、刑事トゥイッチ・ウィリアムズ役にはホークアイ役で知られるジェレミー・レナーが起用されていた。もっとも本作は、長らく資金調達に難航してきたのである。

マクファーレンによると、リブート版『スポーン』は現在「我々が渡した脚本を、別の脚本家・監督が磨き上げているところ」とのこと。実名は挙げられていないが、いったん脚本はマクファーレンの手を離れ、別のフィルムメーカーの手で改稿されているようだ。「彼が数週間以内にその作業を終えるはずなので、それから僕たちでもう少し短くします。それからハリウッドに持ち込んで、イエスかノーかを聞くことになります」。

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2019年5月、マクファーレンは『スポーン』について「誰もが同じ脚本に金を出したいと思えるようにしなくてはいけません。ご想像いただけるように、全員の頭の中に、ちょっとずつ違う『スポーン』があるんです」と米Comicbook.comに語っていた。その後も現在に至るまで、出資をめぐって脚本の調整が行われているというわけだ。

企画の先行きはいまだ不透明だが、このたび、マクファーレンは「いずれにせよ映画は作ります。やれるかどうかではなく、いつやるかという話なんです」と強調している。同時に、映画スタジオが企画に参加することで、早くから劇場公開日を告知できること、さらなる出演者を揃えられることをはじめ、公開規模や宣伝などにもメリットが大きいと判断しているようだ。

なお、マクファーレンは『スポーン』実現に向けての交渉に入っている企業なども明らかにしていない。かつては「ソニー・ピクチャーズ配給になると良いなぁ。そうしたら、スポーンとヴェノムが共演できるかもしれないでしょ」とも語っていたが、果たして。

Sources: BeTerrific, ComicBook.com(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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