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リブート版『スポーン』鋭意準備中!劇場公開日はしばらく発表しない意向か ― 「延期したらトラブルだと言われちゃう」

スポーン

1990年代に人気を博した同名コミックをジェイミー・フォックス主演で再映画化する、『スポーン(邦題未定、原題:Spawn)』の準備が進められているようだ。コミックの原作者であり、今回の映画版では脚本・監督を務めるトッド・マクファーレンが米Comicbook.comのインタビューに応じている。

リブート版『スポーン』の詳細情報が発表されたのは2018年5月末のこと。主人公アル・シモンズ/スポーン役をジェイミーが演じることが発表されたほか、トッドがシリーズを3部作で構想していること、主人公のセリフを極力少なくしていることなどが明かされた。本作は2018年内にも撮影が始まるとみられており、現在トッドは監督としての準備作業に追われているという。

「(撮影は)近づいてますよ。すでにプリプロダクション(事前準備)の作業を進めています。楽しいものではありませんね。SNSに投稿していくことになりますが、退屈ですよ。[中略]実際にカメラを回すために、毎日一歩ずつ進めているんです。」

さすがはトッド・マクファーレンというべきだろう、初監督作品の準備を「退屈」と言い放つことは、そのあたりの新人映画監督には到底許されないにちがいない…。
とはいうものの、トッドはそう遠くないうちに始まる撮影をとても楽しみにしているようだ。本編の撮影が始まって以降、制作の様子を活発に公開していくつもりだと話しているのである。

「僕は(映画の)情報をシェアしていきます。特に撮影中にはね。撮影現場でみんなと一緒にいるところ、映画づくりの楽しいところをシェアするつもりです。[中略]オープンにしていきますよ。」

スポーンの生みの親であるトッドが手がけるリブート版は、数々のホラー映画を成功させてきたブラムハウス・ピクチャーズが制作を担当。1,000万~1,200万ドルという低予算ながら、R指定を前提にした激しい表現が盛り込まれるという。劇場公開日は発表されていないが、トッドはもうしばらく具体的な期日を明かさない意向を明らかにした。

「たとえば俳優のスケジュールだったり、撮影に時間が長くかかってしまったり、なんらかの理由があれば(公開日を)動かさなきゃいけません。公開する時期を1週間とか2週間とか、具体的にお伝えしてしまったら、いきなり(公開延期の)記事がどこかで出た時に、“制作トラブルだ! トラブルが、トラブルが起きてるぞ!”って言われちゃうでしょ。」

映画『スポーン(邦題未定、原題:Spawn)』の公開日は不明。地道ながら進んでいるようなので、とにかく気長に待つことにしよう…!

Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。