リブート版『スポーン』主演俳優は『ジャンゴ 繋がれざる者』ジェイミー・フォックス!シリーズは3部作構想

1990年代に人気を博したコミックを、原作者トッド・マクファーレンが自ら再映画化する『スポーン(邦題未定、原題:Spawn)』に、『ジャンゴ 縛られざる者』(2012)や『ベイビー・ドライバー』(2017)の名優ジェイミー・フォックスが主演することがわかった。米Deadlineが報じている。

ベイビー・ドライバー

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ジェイミーの演じる主人公アル・シモンズはCIAの工作員で、仲間の裏切りによって任務中に殺害され、魂を地獄へと送られてしまう。最愛の妻と再会するため、魔王との交渉によって地獄の軍団構成員「ヘルスポーン」となって現世に戻るが、その姿は醜く変貌していた。しかもあろうことか、妻は自らの親友と再婚し子供をもうけていて……。怒りに燃えるスポーンは、地球のみならず天国と地獄を巻き込んだ戦いの中で敵を裁いていく。


コミック『スポーン』は1997年にマイケル・ジェイ・ホワイト主演、マーク・A・Z・ディッペ監督によって映画化されたが、興行的成功とは裏腹に作品の評価は芳しくなかった。今回のリブートはトッド・マクファーレンが長年待望したもので、R指定を前提に、容赦ない表現が盛り込まれるものになるという。製作は数々のホラー映画を手がけるブラムハウス・ピクチャーズで、製作費は1,000万~1,200万ドルという低予算。小規模ながらクリエイターの思い描くビジョンを確実に体現するものが目指されるということだろう。

Deadlineによれば、原作・脚本・監督を兼任するトッドはリブート版『スポーン』を3部作として構想しているとのこと。しかし本人が以前から言及していたように、第1作ではスポーンのオリジン・ストーリー(前述)を描かない方針ということだ。いわゆるヒーロー映画ではなく、ジョン・カーペンターやアルフレッド・ヒッチコック作品のような発想で製作に取り組むという。「映画が終わった後、幽霊が人間になった物語だとも、人間が幽霊になった物語だとも言ってほしい。[中略]観客に“信じられるか?”と問いかけたい」として、映画『ジェイコブス・ラダー』(1990)を参考にしたユニークなアプローチが取られるようだ。

 

なお今回のキャスティングは、実はトッド監督とジェイミーの悲願が叶ったもの。二人は5年前から『スポーン』映画化のアイデアを交換する関係にあったという。以前は『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)のレオナルド・ディカプリオをイメージして脚本を執筆したと語っていたトッド監督だが、執筆後にはジェイミーを主演俳優の第一希望に挙げ、「ほかの俳優は考えなかった」と述べている。

しかし、『Ray/レイ』(2004)でアカデミー主演男優賞を受賞、『コラテラル』(2004)で助演男優賞にノミネートされたジェイミーを起用しながらも、本作で主人公アル・シモンズ/スポーンのセリフは極力少ない設計だという。
そこには、トッド監督の「『ジョーズ』(1975)から『遊星からの物体X』(1982)、『呪怨』や『リング』まで、本当に怖い映画で怪物は喋らない」というこだわりのほか、キャラクターを体現するジェイミーへの信頼があるという。

「ジェイミーは役柄に入り込むと、ボディランゲージやルックで、僕が脚本に書ける以上のことを語ってくれると思う。この映画にはそういうシーンが必要です。また彼は、短くてそっけない、でもインパクトのあるセリフを口にする場面では、“こいつに逆らっちゃダメだ、ヤバい”と思わせる演技をしてくれると思いますよ。」

映画『スポーン(邦題未定、原題:Spawn)』の公開時期など詳細は不明。ジェイミーも気合い入りまくりのようで、これはがぜん楽しみになってきた……!

Source: Deadline
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

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THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

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