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『007 スペクター』ヒンクス役デイヴ・バウティスタ、撮影は「悪夢だった」と語るワケ

デイヴ・バウティスタ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28662922195/

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役で知られるデイヴ・バウティスタは、2015年公開の『007 スペクター』にて、スパイ・アクションの金字である『007』シリーズの仲間入りを果たした。以降、『マイ・スパイ』(2020)や『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)など、幅広いジャンルのアクション作品に出演を重ね、ハリウッドを代表する肉体派俳優の地位を確立しつつあるバウティスタだが、『007 スペクター』の撮影にはあまり良い記憶がないらしい。「悪夢だった」とまで語っているのだ。

バウティスタが演じたのは、シリーズの伝説的ヴィランであるエルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)の部下にして、ボンドを追い詰める刺客ミスター・ヒンクス。本シリーズでは、裏で糸を引く黒幕たちよりも彼らに仕える部下のほうが、ボンドにとっては大きな壁となるが、ヒンクスはシリーズ最強レベルの部下だったはずだ。追跡劇や列車内での取っ組み合いなど、身体を酷使するアクションにはバウティスタも相当疲弊していたようで、2021年5月に行われた米ScreenRantとの取材では率直な気持ちを明かしていた。

ボンド映画はただただ大変です。ストレスも溜まる一方で、(撮影)期間も長いですからね。やり遂げるまでは悪夢のようです。次から次へとひたすらいろんな国をまわる。長くて、ゆったりしたプロセスなんですよ。確か『スペクター』は1年近く撮影していたんじゃないでしょうか。僕の役はそこまで多くはなかったですけど、それでも8ヶ月は撮影してました。すっごく長いんです。」

1年近く撮影するとなると、その影響は肉体だけでなく、メンタルにも生じてくるはず。強靭な身体を持つバウティスタをもってしても長期間の撮影は堪えたようだ。こう語っていた当時のバウティスタだが、このとき楽しみにしていたこともあったのだとか。『スペクター』で対決したボンド役のダニエル・クレイグとの再タッグだ。

2人が『スペクター』ぶりに共演する作品は、ダニエルが主演を務めた『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)の続編映画。撮影は2021年9月中旬まで、ギリシャの海に面したリゾート地で実施された。バウティスタも『スペクター』とは大きく異なった環境ゆえに、比較的リラックスしながら撮影に臨めたのではないだろうか。

Source: ScreenRant

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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