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「スパイダーマン・ノワール」実写ドラマ化が決定 ─ 『スパイダーバース』フィル・ロード&クリス・ミラーが製作

スパイダーマン:スパイダーバース
(c) 2018 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: (c) & TM 2019 MARVEL.

マーベル・コミック『スパイダーマン』に基づく実写ドラマ「スパイダーマン・ノワール(仮題)」がAmazonにて製作されることがわかった。米Varietyが報じている。

スパイダーマン・ノワール/ピーター・パーカーは、2009年にコミックの“ノワール・ユニバース”で初登場したキャラクター。1930年代の世界恐慌下、盗品の神像から出てきた蜘蛛に噛まれたピーターは、蜘蛛の神からスーパーパワーを授かってギャングたちと戦った。なお、「スパイダーマン・ノワール」という名前は作中では使用されていない。

報道によると、ドラマ版はコミックと同じく1930年代のニューヨークを舞台に、年を取った、白髪まじりのスパイダーマン・ノワールを描く物語。ただし、主人公はコミックとは異なりピーター・パーカーではない別の人物で、世界観も独立したものになるという。

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『スパイダーマン:スパイダーバース』ブロマイド
『スパイダーマン:スパイダーバース』ブロマイド © 2019 MARVEL © 2018 SPA & CPII

脚本・製作総指揮は『ザ・ロストシティ』(2022)『モータルコンバット』(2021)のオーレン・ウジエル。過去には『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)『美しい湖の底』(2017)などを手がけ、スリラー/サスペンスにも精通するだけに、スパイダーマン・ノワールにはぴったりの人材と言えそうだ。

そのほか、製作総指揮には『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズのフィル・ロード&クリス・ミラー、『スパイダーマン』『ヴェノム』シリーズのエイミー・パスカルが名を連ねている。報道にあたり、クリスは「(製作は)事実です! 素晴らしいものになることも事実です」とコメントした。

製作のソニー・ピクチャーズ・テレビジョンは、Amazonと協働する『スパイダーマン』の実写ドラマ第1弾「シルク:スパイダー・ソサエティ(原題)」を2022年11月に発表済み。こちらは脚本・製作総指揮を「ウォーキング・デッド」(2010-2022)のアンジェラ・カーンが務める。したがって、「スパイダーマン・ノワール」は同作に続く第2弾となる見込みだ。

なおスパイダーマン・ノワールといえば、映画ファンには『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)での活躍が記憶に新しい。声優はニコラス・ケイジが務めたが、2023年1月の時点で、ケイジは続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)について「何も聞いていない」と発言。同作での再登場はないものと考えられる。なお、テレビアニメ「アルティメット・スパイダーマン」での登場時は「THIS IS US」(2016-2022)のマイロ・ヴィンティミリアが声優を担当した。

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Source: Variety, ScreenRant

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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