トム・ホランド、スパイダーマンファンの少年の夢を叶える ─「どんな子供でもスパイダーマンになれるよ」

緊張して上手く話せないというハランくんに、「大丈夫だよ!気にすることないって!」とホランド。ゼンデイヤもまた、「私たちだっていつも緊張しているから。この前もトークショーがあったんだけど、吐きそうだったよ。だから、心配しないで」と少年を励ます。そこからハランくんの代わりに通訳の先生が質問していく。「どうやってスパイダーウェブを放っているのですか?」。ホランドは「ウェブシューターという手首につける道具があるんだ」と真摯に答えた。
MJ役のゼンデイヤには、「スパイダーマンの友達であり、ピーター・パーカーの友達でもあるわけですが、彼と一緒にいることはどんな感じなのでしょうか?」という質問を投げかけ、「最悪」と返すゼンデイヤ。もちろんこれはゼンデイヤのジョークで、「嘘、彼は素晴らしいよ。スパイダーマンはどんなときでも最高の友人で、彼はいつもみんなの安全を気にかけていて、自分よりみんなのことを優先しているんだよ」と続けている。とはいえ、スパイダーマンの友達であることで困ることもあるようだ。「どこにでもスウィングされるから、高さが好きじゃないと面白くないよ(笑)」。
ハランくんからの最後の質問は、「アベンジャーズになるには、どれだけのトレーニングが必要なのでしょうか?」というもの。ホランドが答える前に、「そもそもスパイダーマンになるためにトレーニングしたの?それともリクルートされたの?」とゼンデイヤ。ホランドはアベンジャーズにリクルートされたとしながら、 「どんな子供でもスパイダーマンになれるし、誰でもアベンジャーズになれるよ」と、世界中の少年に夢と希望を与える。さすがスパイダーマンだ。
そして、お別れの挨拶をしなければならないときが来てしまった。「もっとスパイダーマン映画を撮って欲しい」と切実な想いを語るハランくんに、ホランドは「本当にありがとう。ベストを尽くすよ」と真摯に答える。そして最後にはホランドが、「カムサハムニダ」と韓国語で感謝の言葉を告げるのだった。
「これは夢じゃないよね?」と自分の頬をつねるホランくん。9年間生きてきて最も幸せな一日だったとしながらも、あまりにも緊張して上手く話せなかったという。そこでホランくんはカメラの前で最後に、「アメリカに行ったらぜひ会ってください」と話し、再び夢と疑いながら頬をつねるのだった。「お母さん、これは夢じゃないよね?」「お父さんにも早く教えてあげないと」。
ちなみに後日、トム・ホランドはポスターにサインを書いて、ホランくんのもとに実際に送ったようだ。こうしてトム・ホランドことスパイダーマンはひとりの少年の夢を叶えたのである。
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