マーベル『スパイダーウーマン』単独映画が進行中 ─ 「想像以上に早く」実現へ、プロデューサーが明言
『スパイダーマン』シリーズを手がける米ソニー・ピクチャーズが、“女性版スパイダーマン”の単独映画『スパイダーウーマン(仮題)』を企画していることが正式に判明した。米Varietyが報じている。
スパイダーウーマンの単独映画は、以前から非公式ながら企画の存在が報じられていたもの。最新作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のLAプレミアにて、プロデューサーのエイミー・パスカルが「実現します」と認めたほか、同じく『スパイダーマン』(2002)からプロデューサーを務めてきた重鎮アヴィ・アラッドも「皆さんの想像より早く」実現すると語った。「まだ言えませんが、やりますよ」と。
そもそも“スパイダーウーマン”とは、『スパイダーバース』シリーズの主人公のひとりであるスパイダー・グウェン/グウェン・ステイシーをはじめ、並行世界を含む女性版スパイダーマンを指す言葉。ただし『アクロス・ザ・スパイダーバース』には、コミックから“スパイダーウーマン”を名乗ってきたジェシカ・ドリューも初登場している(声優はイッサ・レイ)。
単独映画の主人公はグウェン・ステイシーか、それともジェシカ・ドリューか、あるいは新たなキャラクターか。ちなみに、グウェン役の声優を務めるヘイリー・スタインフェルドは、『スパイダーバース』シリーズを「夢のような仕事」だと語っていた。「本当に快適だし、同時にクリエイティブで自由。参加できてとにかく楽しい」というから、自身の単独映画化が叶うなら、こちらにも参加する可能性は高いだろう。
なお、2020年8月には『スパイダーウーマン』の監督として『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)のオリヴィア・ワイルドが就任したと報じられていた。米The Hollywood Reporterによると、ワイルドは2022年末の時点で「ソニー製作のマーベル映画に携わっている」というから、当時の企画がまだ動いているものとみられる。
2022年8月、ワイルドはマーベルでの企画について「何も言えません」と述べつつ、「新しいフィルムメーカーを招き入れ、マーベル・ユニバースのツールにアクセスさせるアプローチは本当に面白いもの。私自身が彼らの作品のファンです。どんな作品かは言えませんが、良いものになるでしょう」と話していた。今回のプロデューサー陣の言葉を信じるなら、もしや正式発表は近い?
このほか、ソニー・ピクチャーズは『スパイダーバース』シリーズの主人公マイルス・モラレスの実写映画化や、トム・ホランド主演『スパイダーマン』第4作の企画も進行中。
映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は2023年6月16日(金)公開。
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Source: Variety(1, 2), The Hollywood Reporter