PS5『スパイダーマン』リマスター版、製作者が脅迫被害を訴える ─ ピーター・パーカーの顔変更を受けて

PlayStation 4ソフト『Marvel’s Spider-Man』の主人公ピーター・パーカーの顔が、PlayStation 5向けのリマスター版では別人に変更される。この対応について、一部の過激派のファンが製作者を脅迫している事が判明した。
この度、クリエイティブ・ディレクターを務めるブライアン・インティハー氏は本件が発表されて以降、批判の域を越えた深刻な脅迫被害に見舞われている事を訴えた。
「スパイダーマンのファンへ:皆さんの情熱には心から感謝を申し上げますが、“必ず見つけ出して捕まえてやるからな!今すぐ修正しろ!”と脅迫メッセージを送って来るのは流石に度が過ぎています。今世界で起きている事を踏まえながら、世の中の為に力を合わせて、互いを尊重し合いましょう。宜しくお願いします。」
To our Spidey fans: I totally appreciate your passion, but sending me threatening notes that you will “HUNT YOU DOWN AND WE WILL FIND YOU! YOU FIX THIS NOW!” isn’t cool. With what’s happening in today’s world, let’s be a force for good and be respectful of each other. Thank you.
— Bryan Intihar (@bryanintihar) October 3, 2020
同じくクリエイティブ・ディレクターを務めるビル・ローズマン氏は、ブライアン・インティハー氏の投稿を引用しながら以下のような言葉を添えている。
「どのような人が脅迫を行うのか知っていますか?ノーマン・オズボーン、ミスター・ネガティブ、ドクター・オクトパスです。#SpiderManPS4のファンへ、あなた方は現実ではヴィランですか、それとも愛して止まないヒーロー、ピーター・パーカーですか?ピーターになりましょう。ヒーローになりましょう。偉大になりましょう。」
You know who would send threatening notes to my Spider/Bro? Norman Osborn, Mr. Negative & Doctor Octopus. #SpiderManPS4 fans, in your life story are you the villain or are you Peter Parker, the hero you love so much? Be Peter. Be the hero. #BeGreater https://t.co/uAjDGhTOeo
— Bill Rosemann (@BillRosemann) October 3, 2020
2020年9月下旬(現地時間)、新作『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』アルティメット・エディションに同梱されるリマスター版で、ピーター・パーカー/スパイダーマンのフェイスモデルとなる俳優が変更されたことが発表された。PS4版でピーター・パーカーのフェイスモデルを務めたのは、俳優ジョン・バブニアク。PS5のリマスター版では、モデルであるベン・ジョーダンに交代となった。開発元のInsomniac Gamesは変更の理由について、「次世代のゲームでプレイヤーに最高のパフォーマンスを届けるため」「シリーズの今後や、将来的な目標にとって最善の決断だと感じています。信頼していただけることを願っています」と説明している。
PlayStation®5(PS5)用ソフト『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は2020年11月12日(木)発売予定。
Source: Comicbook.com , Bryan Intihar , Bill Rosemann