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『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』レコーディングいまだ始まらず ─ 「何も知らない」と出演者

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
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映画『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズの最新作、『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース(原題)』のレコーディング作業はいまだ始まっていないようだ。出演者のジャレル・ジェロームが米Screen Rantの取材にて明らかにした。

本作はシリーズ第2作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)から続くシリーズ第3弾で、当初は2024年3月に、前作との2年連続公開となる計画だった。しかし、緻密なアニメーションのため製作に長い時間を要するほか、2023年には全米脚本家組合・全米映画俳優組合のストライキのため製作が中断。公開時期は無期延期となり、現在も新たな目処は立っていない。

前作『アクロス・ザ・スパイダーバース』で、“アース42”のマイルス・G・モラレス役として登場したジェロームは、来たる第3作のレコーディングが始まっていないことを認め、「何も言えないし、何も知らないんです。みなさんと同じですよ」と話した。『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』では重要な役回りになると予想されるだけに、「彼らが何を考えているのか、特に僕の役柄がどう関わってくるのかが楽しみです」と言う。

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『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』といえば、2024年9月に、深刻な製作トラブルのため大部分が見直されているという噂が伝えられていた。当時、製作・脚本のクリス・ミラーは「順調に進んでいます」と否定し、音楽のダニエル・ペンバートンも「インターネットには必ずしも正確ではない情報が掲載されることもある」と記したが、噂の真偽はともかく、当初の想定をはるかに上回る時間がかかっていることは事実のようだ。

ちなみに『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の完成が遅れているのは、シリーズを手がけるフィル・ロード&クリス・ミラーの多忙も一因と言えそうだ。ふたりは、久々の実写映画となるライアン・ゴズリング主演の『プロジェクト・ヘイル・メアリー(原題)』を2026年3月に米国公開予定で、本撮影を2024年10月に終えたばかり。プロデューサーとしても複数の仕事を抱えているため、同時並行で作業を進めているとみられるが、『スパイダーバース』に集中できるのはしばらく後になりそうだ。

Source: Screen Rant

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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