『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』前売成績、『アベンジャーズ／エンドゲーム』以来の記録 ─ 高額転売も話題に

『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』が早くも爆発的な人気を見せている。アメリカで発売開始となった本作の前売鑑賞券の初日売上が、2019年の『アベンジャーズ／エンドゲーム』以来の最高成績になったと、米Deadlineが伝えている。

具体的な売上金額や件数は開示されていないが、米映画チケット販売サイトFandangoで同作の鑑賞券売上は、2021年の『ブラック・ウィドウ』の同日記録をわずか2時間で超えたという。なお原文では、「Fandangoでは2019年の『エンドゲーム』以来最高の日となった」と伝えられており、『エンドゲーム』を「超えた」かははっきりしない。

ケンタッキー州のとある劇場支配人は、これほどの盛り上がりは2015年の『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』以来だと驚いている。「上映スクリーンを増やしますよ。サンキュー、ソニー」。

『ノー・ウェイ・ホーム』の前売券売上の勢いが『エンドゲーム』並ということは、同作と同等の興行収入成績にも期待ができるかもしれない。『エンドゲーム』累計興収は最終的に27億9,750万ドルを達し、全映画史上2位という輝かしい記録を打ち立てている。スパイダーマン映画関連作で最高興収となったのは2019年の『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』で11億3,192万ドル。全映画史上25位だ。『ノー・ウェイ・ホーム』は今後、うまくいけば景気のいいニュースをいくつももたらしてくれるかもしれない。

一方で、米オークションサイトのeBayでは『ノー・ウェイ・ホーム』の前売券が数多く出品されており、日本円にして数万円から数十万円、中には100万円以上に設定されているものもある。

『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』日本での前売券は2021年12月3日より開始。2022年1月7日公開。

Source:Deadline,eBay