『スーサイド・スクワッド』ジェームズ・ガン版、やはり続編にあらず ─ 前作監督「ユニバースの再発明」と強調

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は、やはり2016年製作『スーサイド・スクワッド』の続編ではないという。2016年版を手がけたデヴィッド・エアー監督が明らかにした。
ガン監督版『ザ・スーサイド・スクワッド』には、2016年版からハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、リック・フラッグ役のジョエル・キナマン、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニー、アマンダ・ウォラー役のヴィオラ・デイヴィスが再登板する。しかし今回、エアー監督はTwitterにて「続編ではありません、再発明です」と明言。「ジェームズ・ガンは絶対に成功させてくれる。いつも応援しています」とコメントした。
これに対して、ひとりのファンが「あなたが作った映画は1作かぎりで、継続性はないということですか?」と尋ねれば、エアー監督は「イエス」と応じた。「いくつかのキャラクターと要素は使われますが、ジェームズ・ガンはユニバースを再発明しています。シリーズの計り知れない可能性は誰もが知るところです」。
It’s not a sequel it’s a reinvention and @JamesGunn is going to absolutely knock it out of the park. I’m cheering every step a way. https://t.co/MehKt7rvLO
— David Ayer (@DavidAyerMovies) December 23, 2019
Yes that is correct – some characters and elements will be used but @JamesGunn is reinventing the universe. Everybody recognizes the immense potential of the franchise. https://t.co/iiWSKPI17P
— David Ayer (@DavidAyerMovies) December 23, 2019
『ザ・スーサイド・スクワッド』の物語は謎に包まれているが、先日ガン監督は、エアーを相手に自身の構想を語り、話し合ったことを明かしていた。なおリック・フラッグ役のジョエル・キナマンは「(脚本が)すごく面白い。僕としては、初めてコメディを撮っているという感覚」と述べ、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーも「みなさん大笑いすると思います。私が言えるのは、良い作品になりますよ、ということだけ」と語っていた。エアー版も軽快な作品だったが、ガン版は得意のユーモアが活きた、さらに笑いのあふれる作品となりそうだ。
また、ハーレイ・クインは『ザ・スーサイド・スクワッド』に先がけて、自身が主人公の『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020年3月20日)に登場する。ただし、こちらも『スーサイド・スクワッド』には繋がっていない“独立した作品”だというから、一連の方針からはDC映画の新戦略が浮かび上がってくるかのようだ。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。前作『スーサイド・スクワッド』ブルーレイ&DVDは発売中。