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ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』は「コメディ」 ─ 出演者が証言、監督も「今までで一番楽しい」

ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032/

DCコミックスの“悪党集団”を『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンによる脚本・監督で新たに映画化する『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は、デヴィッド・エアー監督による前作とは趣を異にする“コメディ映画”だという。リック・フラッグ大佐役で続投するジョエル・キナマンが米Varietyにて語った。

『ザ・スーサイド・スクワッド』の撮影は2019年9月下旬に開始されており、出演者とガン監督は『ジョーカー』の米国プレミアに揃って登場しては記念写真を撮るほどの距離感。キナマンはガン監督を「すばらしい人」と絶賛し、「見事な脚本を書いてくださいました」と話している。

「(脚本が)すごく面白いんです。僕としては、初めてコメディを撮っているという感覚。すごく面白い人たちがたくさんいるし、学びの体験になっていますよ。本当に、めちゃくちゃ面白い人たちが周りにたくさんいるので。」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』において、豊かな人間ドラマをあふれんばかりのユーモアでコーティングしてみせたガン監督は、どうやら『ザ・スーサイド・スクワッド』でも持ち前のセンスを存分に発揮している模様。キナマンが「めちゃくちゃ面白い人たち」と言うように、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でもおなじみのマイケル・ルーカー&ショーン・ガン、『アントマン』シリーズのデヴィッド・ダストマルチャン、ガン監督作品常連のネイサン・フィリオン&スティーヴ・アジー、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)監督のタイカ・ワイティティといったコメディを得意とする俳優たちが揃ったところにも注目だ。

ちなみにガン監督本人も、『ザ・スーサイド・スクワッド』は「今までで最も複雑で、最も規模が大きく、だけど一番楽しい」撮影になっているとコメント。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をしのぐ手ごたえを早くも感じているようだが、逆に言えば、これはワーナー・ブラザース/DCコミックスが監督に相当の自由を与えていることを示しているだろう。大ヒット中の『ジョーカー』に続き、作風こそ違えど、フィルムメーカーの“本気”が炸裂する作品となるか。

なお『ザ・スーサイド・スクワッド』には、エアー監督の前作から、キナマンのほか、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニー、アマンダ・ウォラー役のヴィオラ・デイヴィスが再登板。『マイティ・ソー』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)のイドリス・エルバ、『バンブルビー』(2018)のジョン・シナをはじめ、充実の新キャストを迎えて、“悪党たち”の物語がふたたび幕を開ける。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。前作『スーサイド・スクワッド』ブルーレイ&DVDは発売中。

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Sources: Variety, Cinema Blend

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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