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『スパイダーマン:ホームカミング』続編は「前作より壮大かつ愉快に」 ― マーベル社長、ドクター・ストレンジの登場を否定

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における映画版「スパイダーマン」の第2作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(邦題未定、原題:Spider-Man: Far From Home)』の撮影が始まったようだ。主演に新鋭トム・ホランドを起用し、高校生ピーター・パーカーの青春を描いた『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の続編となる本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』直後の作品ということもあって、今から非常に大きな注目を集めている。

そんな中、本作の制作に携わるマーベル・スタジオは『アントマン&ワスプ』のプロモーションの真っただ中。ケヴィン・ファイギ社長をはじめとしたスタッフ陣は、そこで『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』についてわずかに明かしてくれている。

「前作より大スケール、かつ愉快に」

『アントマン&ワスプ』の編集を務めたダン・リベンタル氏は、『アイアンマン』(2008)からいくつかのMCU作品に携わってきた人物だ。米The Hollywood Reporter誌によれば、ダン氏は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』にも参加しているという。彼は「多くは言えないんですよ」としながら、続編についてこう語った。

前作(『スパイダーマン:ホームカミング』)よりも大スケールで、かつ愉快な映画になりますよ。これ以外のことは、待っていてください。」

かつてケヴィン社長が明かしたところによると、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、『アベンジャーズ』第4作を経たあとを舞台に、ピーターや友人たちが夏休みにヨーロッパへ出かけるストーリーなるという。のどかなイメージがどうしても思い浮かぶが、いったいどんな作品になるのだろうか……。

ところでMCUへの合流を果たしたスパイダーマンは、前作で“師匠”トニー・スターク/アイアンマンと、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)ではドクター・ストレンジやスター・ロードらとのチームアップを実現。来たる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ではストレンジの登場を望む声も多いが、米/Film誌にて、ケヴィン社長は早くもこれを否定している。

「その話題について何を言わないこともできるんですが、(ストレンジは)登場しません。」

ただしケヴィン社長も「ベネディクト(・カンバーバッチ)とトム(・ホランド)は共演したがっていますよ」と述べているように、当の俳優ふたりは再タッグに前向きだ。ベネディクトが「コーヒーを買いに行くとか、ダラダラするとか、公園でボールを投げるとか、そんなのでもいい」と述べ、トムが「(ストレンジには)かかりつけ医になってほしい」と話すなど、ストレンジとスパイダーマンの“日常系スピンオフ”を希望していたほどなのである……。

映画『Spider-Man: Far From Home(原題)』は2019年7月5日に米国公開予定

Sources: THR, /Film
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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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