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フルCGアニメで伝説に還る、という意義 ─ 『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』荒牧監督&松本監督インタビュー

スターシップ・トゥルーパーズ:レッドプラネット
(c )2017 Sony Pictures Worldwide Acquisitions Inc., All Rights Reserved.

鬼才ポール・バーホーベンによる伝説的SFシリーズ最新作スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネットが、2018年2月10日よりいよいよ日本公開となる。「原点回帰」をモットーとし、伝説のオリジナル作のスピリットを正しく受け継ぐ注目作は、どのようにして生み出されたのか。最先端のフルCGアニメとして、クリエイターらはどのような思いで本作を作り上げたのか…。THE RIVERでは、『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』監督の荒牧伸志氏、松本勝氏に詳しく話を聞いた。

荒牧伸志氏(左)、松本勝氏(右)
©THE RIVER

──今作『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』は、2012年の前作『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』に続くフルCG作品です。そもそも本作は、どのようないきさつで実現したのでしょうか。また、本作は「原点回帰」にこだわられたそうですが。

荒牧:
『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』の頃から、この続編を作りたいと思っていました。『インベイジョン』を引っさげてサンディエゴ・コミコンに行った時、現地でエド・ニューマイヤー(脚本)やキャスパー・ヴァン・ディーン(主人公ジョニー・リコ役)に会って、次も一緒にやろうと。エドもやる気だから、彼に脚本を頼もう、みたいなところから始まって。

松本:
僕は実写版の一作目も二作目も同じくらい好きなのですが、ファン人気が一番高いのは一作目ですよね。一作目のファンは、三人(ジョニー・リコ、ディジー、カール・ジェンキンス)の活躍やその後が観たいはずだと考えて、今作では「原点回帰」をテーマにしました。

スターシップ・トゥルーパーズ:レッドプラネット
(c )2017 Sony Pictures Worldwide Acquisitions Inc., All Rights Reserved.
──近年では、往年の人気SF作品の続編を製作する際に、オリジナルの持ち味と製作陣の作家性とがぶつかり合うようなケースが多いですね。例えば『猿の惑星』『スター・ウォーズ』や『ブレードランナー』などがそうでしたけれど。そのあたりは悩まれましたか?

荒牧:
今回は原作小説(『宇宙の戦士』)からも引用したいところもあって。あまり迷いはなかったですね。エドが加わることもありましたし、ポール・バーホーベンが作ったオリジナルの世界観はきっちり継承したいなと思いました。コアファンに向けて、押さえるところは押さえる。そこから新たな要素を足していく、という考え方ですね。

松本:
荒牧さんも、また僕自身もシリーズの大ファンですからね。当然、現代風のアップデートは加えながら。

荒牧:
『スターシップ・トゥルーパーズ』ならではのシニカルなところを今の時代に合わせてどう表現できるか、というのを話し合いましたね。アップデートとは、ただ現代風にすればいいというわけではないですから。難しい悩みどころではありますけれども。

──総司令官エイミー・スナップは、現アメリカ政権を思わせるような節もありますが、制作当時はまだドナルド・トランプは大統領でありませんでしたよね。

荒牧:
制作当時は、多くの人がヒラリー・クリントンが当選すると思っていました(笑)。エイミーはエドが提案したキャラで、最初はもっと年齢を上げようかとも思ったんですが、結果的にすごくハマっていますよね。

スターシップ・トゥルーパーズ:レッドプラネット
エイミー・スナップ (c )2017 Sony Pictures Worldwide Acquisitions Inc., All Rights Reserved.

松本:
しかも、実は初期の脚本では、火星を爆破して壁を作るというプランだったんですよ。

荒牧:
火星の残骸を使って、壁…、というか地球の外側に更に球体を作って覆ってしまおう、そうすれば戦争を終わらせられる、という話だったんです。

松本:
ちょっと画にしづらいな、というところで実現しなかったのですが(笑)。

荒牧:
今考えると凄い話でしょう。たまたまなんですけど。

Writer

THE RIVER編集部
THE RIVER編集部THE RIVER

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