「ストレンジャー・シングス」アニメ版、本編との矛盾どう解消? ─ ホーキンスにモンスターは現れないはず

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のスピンオフアニメ「ストレンジャー・シングス: 1985年の冒険」には、本家と矛盾しかねない設定上の疑問が存在する。ショーランナーのエリック・ロブレスは「抜け穴を探した」と語り、そのヒントを米Entertainment Weeklyに明かした。
「ストレンジャー・シングス: 1985年の冒険」の舞台は、メインシリーズのシーズン2とシーズン3の間にあたる1985年。ホーキンスでおなじみのキャラクターたちが新たなモンスターと戦い、町を恐怖に陥れる超常現象の謎に挑む。
もっとも「ストレンジャー・シングス」シーズン2では、イレブンが“裏側の世界”へのゲートを閉じており、ホーキンスにモンスターは現れないはず。この矛盾を解消するため、ロブレスは「番組を徹底的に分析して、抜け穴がないか探した」といい、「とあるアイデアに行き着いたとき、思わず“うわ、これだ!”と思いました」と話している。
そのアイデアとは、「ホーキンス研究所の科学が、“裏側の世界”の物質と交わる」というもの。それ以上の詳細は伏せつつも、「私たちの世界に存在する生物と、次々出現する物体との間に連鎖反応が起こっているんです」と付け加えている。
また、「めちゃくちゃクールなモンスターが大量に登場する」としたうえで、「単に“今週のモンスター”をやるための作品ではない」とコメント。シーズン全体を通して、ひとつの謎を追う構成であることを強調した。

本作は「1980年代のカートゥーン」のような作風だが、同時にホラー要素のある「刺激的な」作品でもあるという。「子供たちにとっては、とても危険な状況です。『スクービー・ドゥー』ではないので、“ああよかった、大丈夫だろう”とはなりません。大丈夫かどうかは誰にも分からないのです」。
ちなみに本作の予告編には、シーズン2でダスティンが“ダート”と名付けていたデモドッグに似たモンスターが登場。公式YouTubeページには「1985年、“それ”は生き延びていた…」という一文が添えられており、その意味にも関心が集まっている。
本作の声優は、メインシリーズのキャストに代わり、イレブン役をブルックリン・デービー・ノルステッド、マックス役をジョリー・ホアン=ラパポート、マイク役をルカ・ディアス、ルーカス役をEJ(エリシャ)・ウィリアムズ、ダスティン役をブラクストン・クイニー、ウィル役をベン・プレサラ、ホッパー役をブレット・ギプソンが担当する。
ショーランナーはロブレスが務め、製作総指揮にはロブレス、「ストレンジャー・シングス」クリエイターのダファー兄弟、プロデューサーのショーン・レヴィ、ダン・コーエンらが名を連ねる。
アニメシリーズ「ストレンジャー・シングス: 1985年の冒険」は2026年にNetflixで配信予定。
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Source: Entertainment Weekly
































