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『スター・トレック』新作映画に「ワンダヴィジョン」監督が就任 ─ 『キャプテン・マーベル』脚本家とタッグ、2022年春に撮影開始

スター・トレック
Photo by Eva Rinaldi https://www.flickr.com/photos/evarinaldiphotography/8675254818/ Remixed by THE RIVER

J・J・エイブラムス率いる米Bad Robotと米パラマウント・ピクチャーズが手掛ける『スター・トレック』シリーズの新作映画(タイトル未定)の監督に、「ワンダヴィジョン」(2021)のマット・シャクマンが就任することがわかった。米Deadlineが報じている。

本作は、2009年にスタートした『スター・トレック』シリーズの新作映画。2021年3月には、「スター・トレック:ディスカバリー」などの脚本家カリンダ・ヴァスケスが、同じくエイブラムス製作の『スター・トレック』新作映画に起用されたが、米Varietyによれば、シャクマンが監督を手がける本作は、同作とは別の企画になるという。

「ケルヴィン・タイムライン」を描いてきた本シリーズの新作映画を巡っては、前作『スター・トレック BEYOND』(2016)公開後から紆余曲折を経ており、ジェームズ・T・カーク役のクリス・パインとジョージ・カーク役のクリス・ヘムズワースを主演とする企画が報じられていたが、スタジオ─役者間の交渉が決裂。その後、クエンティン・タランティーノ原案企画や、「FARGO/ファーゴ」(2014-)「レギオン」(2017-2019)のノア・ホーリーによる新作が報じられたが、ともに大きな進展は見られないままであった。

本作の脚本を務めるのは、『カオス・ウォーキング』(2021)のリンジー・ビアーと『キャプテン・マーベル』(2019)のジェニーヴァ・ロバートソン=ドウォレット。なお、ビアーはタランティーノ版『スター・トレック』の脚本家候補として伝えられていた人物だ。

このたび監督に起用されたシャクマンは、主にドラマ作品を手がけてきたフィルムメーカー。2014年にはスリラー映画『カットバンク』で長編監督デビューを飾っているが、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)や「ザ・ボーイズ」(2017-)「ファーゴ」(2014-)などで手腕を発揮してきた。

2021年にはマーベル・スタジオのドラマ「ワンダヴィジョン」で大きく注目を集め、同作は7月13日(現地時間)に発表された第73回エミー賞で、リミテッドシリーズ作品賞を含む23部門にノミネートされた。今やハリウッド随一のフィルムメーカーとして期待されるシャクマンは、数あるオファーの中で『スター・トレック』新作映画を次回作に選んだという。

The Hollywood Reporterによれば、米公開は2023年6月9日に予定されているという。撮影は2022年春より開始とのことだ。キャストに関する情報は聞こえてこず、本作がケルヴィン・タイムラインでの続編となるのか、それとも設定やキャストを一新するリブート作となるのかは定かでない。

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Source: Deadline,Variety,THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。