セバスチャン・スタン、故チャドウィック・ボーズマンの誕生日にメッセージ映像を公開 ─ 「彼のレガシーに思いを巡らせていた」

11月29日は、マーベル・シネマティック・ユニバースのブラックパンサー/ティ・チャラ役で知られるチャドウィック・ボーズマンの誕生日にあたる。2020年8月にがんでこの世を去ったチャドウィックは、存命なら46歳になっていた。
この日、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役で共演したセバスチャン・スタンが、チャドウィック・ボーズマン財団を通じてメッセージ映像を公開した。
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アメリカで最も大切な祝日のひとつとされる“感謝祭”を11月24日に終え、セバスチャンは「みなさん、ハッピー・ホリデー」と挨拶。感謝祭明けの火曜日が、世界的に寄付を呼びかけるギビング・チューズデー(Giving Tuesday)であることを踏まえ、チャドウィックとの思い出とともに財団の意義を語った。
「11月29日、今日はギビング・チューズデーであり、チャドウィック・ボーズマンの誕生日でもあります。今日、僕はチャドウィックのことを考え、彼が残したレガシーについて思いを巡らせていました。彼がリーダーとして、また人間として、いかに素晴らしい人物だったか。いかに世界を刺激し、僕に刺激を与えてくれたか。それも彼の強さだけでなく、愛情と共感を通じて。
チャドは僕に、“気づき”という贈り物をくれたのかもしれません。僕もひとりの人間として、愛情を広げ、誰かを笑わせ、恩返しをし、誰かを助け、なんらかの刺激を与え、誠実で、良い人でいられる力が備わっているのだと、いつでも思うのです。とりわけ、この不安定な時代には。
彼の誕生日を記念し、彼の栄誉を称えて、僕と一緒にチャドウィック・ボーズマン財団への寄付にご参加ください。ブラックのストーリーテラーを支援する新しい財団です。InstagramやFacebookの認証済みアカウントや公式サイトを訪問し、チャドの残したメッセージを思い出して、チャドのもとに寄付をお願いいたします。
僕たちは彼にならい、ひとつの例となるべく力を尽くすことができます。外に出かけ、愛情を広げてください。そして、どうか寄付をお願いします。このホリデー・シーズンは互いに親切になりましょう。安全に、たくさんの愛情をこめて。」
セバスチャンが説明しているように、チャドウィック・ボーズマン財団は、黒人のストーリーテラーを“知的に、精神的に”支援し、アーティストとしての成長を促すことをミッションとしている。『ブラックパンサー』をはじめとする出演作品を通じて、世界に影響を与えてきたチャドウィックの仕事を継続するため、アメリカだけでなく世界中を対象に、奨学金や補助金制度、生涯にわたる助言や支援を実施していくということだ。
なお財団への寄付は、日本からでも公式サイトを通じて行うことができる。
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