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マーベル・スタジオ、スタン・リーに代わるカメオ後継者は検討せず ─ 「彼は唯一無二の存在」

スタン・リー
©THE RIVER

マーベル・コミックのレジェンドであるスタン・リーは、『アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)まで、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画作品すべてにカメオ出演してきた。2018年11月にこの世を去ったスタンは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)には登場していない。

マーベル・スタジオは2020年、『ブラック・ウィドウ』からMCUの「フェイズ4」を開幕する。ただし、ユニバースの物語は『エンドゲーム』を経て一新されるものの、スタンに代わるカメオ出演者が新たに登場することはないという。米Miami Latin Newsにて、マーベル・スタジオ幹部のヴィクトリア・アロンソ氏が語った。

「スタン・リーは代わりのいる存在ではないんです。だから、そういう挑戦をすることは決してありません。彼は伝説ですから、彼の後継者を探すつもりはないということです。」

ただし一方で、アロンソ氏は、いずれ別のクリエイターがカメオ出演する可能性については否定はしなかった。彼女は「別の人たちがふらっと現れることはあるでしょう。ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)のように、驚くべきクリエイティブな才能はいますよね」と付け加えたのである。「けれども、スタン・リーは唯一無二の存在です」。

スタン・リーのカメオ出演といえば、ファンにとっては恒例の“お楽しみ”だった。スタンの逝去を受けて、マーベル・スタジオがコミックファンや映画ファンに対する“お楽しみ”を新たに用意する可能性はありうるのだろう。しかし、それは生前のスタンが登場していたような形ではないというわけだ。

なお2018年11月、スタンが逝去した直後に、ファイギ社長は「“みんなはサプライズが大好き”ってことをスタンから学びました」と話していた。今後はスタンを称える“ふさわしい方法”を考えると述べつつも、「マーベルにいる18年間、“ふさわしい方法”とは、彼が生み出した素晴らしいキャラクターやストーリーを十分に発揮することだと考えてきました。今後もそうしていきますよ」と語ったのである。

Sources: Miami Latin News, ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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