セバスチャン・スタン、若きドナルド・トランプを演じる ─ 主演映画『ジ・アプレンティス』で

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役で知られるセバスチャン・スタンが、若きドナルド・トランプを演じることがわかった。
米Deadlineによると、スタンがトランプ役を演じるのは、新作映画『ジ・アプレンティス(原題:The Apprentice)』。1970~80年代のニューヨークを舞台に、青年ドナルド・トランプが不動産ビジネスで成功を収めるまでの経緯を掘り下げるとともに、悪名高き弁護士ロイ・コーンとの関係性も描かれる。「腐敗と欺瞞の世界を舞台に、権力と野心を探究する」作品で、「師匠と弟子」の物語でもあるということだ。
共演者には、ロイ・コーン役で「メディア王 〜華麗なる一族〜」(2018-2023)のジェレミー・ストロング、ドナルドの最初の妻イヴァナ役で『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(2020)のマリア・バカローヴァ。実力者たちの演技合戦に期待したい。
監督は『ボーダー 二つの世界』(2018)『聖地には蜘蛛が巣を張る』(2022)の鬼才アリ・アッバシが務め、脚本は「ザ・ラウデスト・ボイス―アメリカを分断した男―」(2019)の原作者であるノンフィクション作家のガブリエル・シャーマンが執筆する。イランに生まれ、北欧を拠点に活動するアッバシにとっては、ドラマ「THE LAST OF US」(2023、ラスト2話の監督を担当)に続いての英語作品だ。
MCU映画『サンダーボルツ(原題)』も控えるスタンだが、近年は実話作品での活躍も顕著。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)でトーニャ・ハーディングの夫ジェフ・ギルーリー役を演じたのち、同作のクレイグ・ギレスピー監督とは、「パム&トミー」(2022)でモトリー・クルーのドラマーであるトミー・リー役、『ダム・マネー ウォール街を狙え!』(2023、日2024)では米ロビンフッド社CEOのウラジミール・テネフ役としてタッグを組んだ。今回はいよいよ自身の主演作で、その精緻な人物造形を見せてくれることだろう。
映画『ジ・アプレンティス(原題:The Apprentice)』の公開時期は未定。撮影はすでに開始されている。
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Source: Deadline