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セバスチャン・スタン、ドラキュラ伯爵を演じたい ─ 『ドラキュラ』新作監督にメールで打診済み

セバスチャン・スタン
Photo by NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%27The_Martian%27_World_Premiere_(NHQ201509110007).jpg Remixed by THE RIVER

マーベル映画のバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタンが、数々のモンスター映画でおなじみ「ドラキュラ」役への就任に意欲を示している。米The Hollywood Reporterにて本人が語った。

ことのきっかけは、2018年にセバスチャンが出演した映画『Destroyer(原題)』を手がけたカリン・クサマ監督が、ブラムハウス・プロダクションズ製作によるドラキュラ映画(タイトル未定)に就任したこと。セバスチャンは、同作とクサマ監督について「映画のことも、彼女のことも大好き。とても良い時間を過ごしました」と語り、監督との再タッグを強く望んでいるのだ。

「(ドラキュラについて)もう監督にはメールしてあるんですよ。“ご存知のとおり、僕はルーマニア出身ですからね”って。そしたら、“はい、はい。まだ(企画は)初期段階だから”って返事が来ました。今はパンデミックだし、できれば4年以内にね、と(笑)。」

1897年に発表された“元祖ドラキュラもの”、ブラム・ストーカー著の小説『ドラキュラ』では、主人公のドラキュラ伯爵がルーマニア出身との設定。モデルとなったのは、15世紀にルーマニア・ワラキア公国を治めていたヴラド3世だった。ルーマニアという共通点やクサマ監督との関係性はもちろんのこと、セバスチャンのビジュアル、数々の作品で見せてきたさりげない艶やかさ、振る舞いの端々に内面の悲しみをにじませる演技などを鑑みると……実現すれば、きっとはまり役になるはずである。マントを羽織ったドラキュラ姿、かんたんにイメージできるではないか。

ちなみにセバスチャンは、クサマ監督について「すごくイメージが具体的で、しかも僕自身が(役柄を)模索することを許してくれた」と述べて、絶大なる信頼を明かしている。「僕の選択に安心感と自信を持たせてくれました。もっとたくさんの方に『Destroyer』を観てもらいたいと思っています」。ちなみに、『Destroyer』はキノフィルムズの配給により、2020年秋に日本公開予定と告知されている。詳細は続報を待とう。

ひとまず『Destroyer』米国版予告編をどうぞ

Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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