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「スター・トレック:ピカード」製作統括にサム・ライミ版『スパイダーマン2』脚本家が就任 ─ パトリック・スチュワート主演

パトリック・スチュワート
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9360375657/

パトリック・スチュワート主演、「新スタートレック」(1987-1994)ジャン=リュック・ピカード艦長を主人公とする新作ドラマ「スター・トレック:ピカード(邦題未定、原題:Star Trek: Picard)」のショーランナー(製作統括)として、サム・ライミ監督『スパイダーマン2』(2004)脚本に携わった小説家マイケル・シェイボンが就任した。米Deadlineが報じている。

「スター・トレック:ピカード」シーズン1は全10話構成で、ピカード艦長が最後に登場した『ネメシス/S.T.X』(2002)後、惑星ロミュラスの破壊を受けて宇宙艦隊を去ったピカードの“その後”が描かれる。ショーランナーを務めるシェイボンは、『スパイダーマン2』のほか、『ジョン・カーター』(2010)で脚本を担当。小説家として『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』『ユダヤ警官同盟』などを発表し、ピュリッツァー賞をはじめ数々の受賞歴を誇る。

これまで「スター・トレック:ピカード」はショーランナーが発表されていなかったが、シェイボンは「スター・トレック:ディスカバリー」(2017-)のアレックス・カーツマン、アキヴァ・ゴールズマンらとともに、エグゼクティブ・プロデューサーとして本作の中核を担ってきた。確かな筆力をもつクリエイターが、ファン待望の新作を、改めてしっかりと引っ張っていくことになる。

シェイボンの就任にあたって、テレビ版「スター・トレック」を指揮するカーツマンは「大胆、詩的、人間らしく、軽やかで、そして著名。これらの言葉は、ジャン=リュック・ピカードと天才作家マイケル・シェイボンの両方を表す言葉です」とコメント。また、シェイボンの力量と「スター・トレック」への愛情へ大きな信頼を表明した。なおシェイボン自身は「10歳の時から、『スター・トレック』は、世界や未来、人間、物語、そして自分自身について考えるために大切なものでした」と記し、その世界とキャラクターを扱う仕事に楽しさと畏怖の両方を日々抱いていることを明かしている。

ドラマ「スター・トレック:ピカード(邦題未定、原題:Star Trek: Picard)」は2019年米国配信予定。米国ではCBS All Accessにて、その他200以上の国と地域ではAmazon Prime Videoにて配信される。日本での配信情報は続報を待とう。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。