ミシェル・ヨー、「スター・トレック」新映画で復帰主演 ─ 『スター・トレック:セクション31』決定

2023年(第95回)アカデミー賞にて『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)の演技で、アジア人初となる主演女優賞に輝いたミシェル・ヨー。映画史に偉業を残したヨーが、「スター・トレック:ディスカバリー」シーズン1~3で演じたフィリッパ・ジョージャウ役で、米Paramount+の映画『スター・トレック:セクション31(原題)』に主役として復帰することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
もともと本企画は、2018年にヨーが主演で交渉中だと報じられ、Paramount+がリブランドされる前の配信サービスCBS All Accessにてドラマシリーズとして計画されていた。それ以来、プロジェクトの進捗状況が届いていなかったが、さらに規模を大きくして戻って来ることとなった。
「スター・トレック:ディスカバリー」(2017‐)に登場したフィリッパ・ジョージャウはU.S.S.シェンジョウ号の艦長で、主人公マイケル・バーナム(ソネクア・マーティン=グリーン)が母親のように慕っていた人物だ。のちにパラレルユニバースの悪逆非道なテラン帝国の皇帝として登場。冷酷な女帝だったジョージャウは、のちに秘密組織「セクション31」のエージェントとして活躍する。
『セクション31』では、フィリッパ・ジョージャウ皇帝が惑星連邦の保護を任務とする宇宙艦隊の秘密部門に参加する展開となるが、過去に自分が犯した罪にも直面することになるという。新プロジェクトの正式参加についてヨーは、以下のような声明を発表した。
「『スター・トレック』ファミリーの元へ、そして長きにわたって愛してきた役に戻ることが出来ることになり、この以上ないほどワクワクしています。『セクション31』は、『スター・トレック』の新たな黄金期が始まり、フィリッパを演じるという旅を始めた時から私の心の近くにあり、大切な存在でした。夢を諦めないという素晴らしい力を教わったこの1年で、ついに彼女が復活する瞬間を目に出来て夢が叶ったような気分です。これから何が待っているのか、皆さんと分かち合えるのが待ちきれません。それまでは長寿と繁栄を!(ジョージャウ皇帝の勅命がない限りは)」
メガホンを取るのは、「ディスカバリー」で監督・製作総指揮を務めるオラトゥンデ・オスンサンミ。「ディスカバリー」のレイグ・スウィーニーが脚本を担当し、製作総指揮には、「スター・トレック」ユニバースを率いるアレックス・カーツマン、オスンサンミ&スウィーニー、アーロン・バイアーズ、フランク・シラキューサらシリーズのブレインが集結する。
米Paramount+での『スター・トレック:セクション31(原題)』の配信日は未定。
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Source:Deadline