ジョージ・ルーカス、アニメ「ダフィー・ウォーズ」を『スター・ウォーズ』全上映前に流そうとしていた

遠い昔、はるか彼方の銀河系ではなく、遠い未来の地球を舞台にしたアニメ「ダフィー・ウォーズ」(1953)は、「The 50 Greatest Cartoons」というアニメ業界人の選ぶランキングで第4位にも選出されている名作である。そんな伝説的作品を、ジョージ・ルーカスは、『スター・ウォーズ』の上映前に必ず流そうとしていたのだという。
「ダフィー・ウォーズ」とは、地球の危機を救うために宇宙からやってきた戦士、ダック・ドジャース(ダフィー・ダック)を描く短編作品。ちなみにダフィー・ダックとは、ワーナー・ブラザースによるアニメ「ルーニー・テューンズ」のキャラクターのひとりである。
『スター・ウォーズ』とは無縁そうな作品だが、果たして本編上映前に流したかった理由は何なのか。ルーク・スカイウォーカー役で知られる、マーク・ハミルはTwitterにて、「『スター・ウォーズ』の全ての上映前に、ジョージはダフィー・ダックのクラシックなアニメを流したいと切実に思っていました」と説明している。「シリアスな作品ではないと観客に事前に伝え、緊張を解く役割として」。
ルーカスは、『スター・ウォーズ』シリーズを12歳の子供向けの作品であると過去に明かしていた。そのことからも、「ダフィー・ウォーズ」は本作に相応しい作品だったと言えるわけだ。とはいえハミルによると、権利上の問題で実現は難しかったのだという。「上映する権利を得られず、実現することが出来ないと知った時はガッカリしました」。
George really did want this classic Daffy Duck cartoon shown before every screening of #SW. It would’ve been an icebreaker to let the audience know what was coming was less than dead serious. I was disappointed when we couldn’t get the rights to it & it didn’t happen. #TrueStory https://t.co/5VcGKH1yxf
— Mark Hamill (@HamillHimself) April 5, 2021
▼『スター・ウォーズ』の記事
セバスチャン・スタン、激似ルーク・スカイウォーカー役継承に謙虚「マーク・ハミルから仕事を奪うわけにはいかない」 ご本人と話すそう ネットでは見えない景色『スター・ウォーズ セレブレーション』には愛と熱狂があった 混沌はなく、調和がある 『スター・ウォーズ/シスの復讐』アナキンに殺された子役「セリフもらえたのは、僕が真っ先に手をあげたから」 「マスター・スカイウォーカー!」 【ネタバレ】『スター・ウォーズ』史上最もショッキングな「キャシアン・アンドー」S2第3話のシーン、ディズニーからは「何も言われなかった」 非常に重要なシーン 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』復活パルパティーン役、孫娘設定に「あの怪物もセックスをしていたということ?」質問に回答 死者の口が開いた!
Source: Mark Hamill