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ファン必携本『スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑』はココに注目、翻訳者が教えるポイント

スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑

2021年8月上~中旬、『スター・ウォーズ』ファン注目の書籍が登場する。『STAR WARS スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑』(グラフィック社)だ。ユニバースを文字通りさまざまな色で彩り、ファン心をくすぐってきたあらゆるライトセーバーが収められた一冊だ。

THE RIVERでは本書の予約開始を記念して、訳者の上杉隼人氏による、読みどころとポイントをご紹介いただく特別コラムを掲載する。

『STAR WARS スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑』刊行によせて/上杉隼人

ライトセーバーを語らずに、スター・ウォーズは語れない

「ライトセーバーはおまえの命だ」
『エピソード2/クローンの攻撃』(2002)で、オビ=ワン・ケノービはアナキン・スカイウォーカーに言う。いかにも、ライトセーバーはジェダイ騎士(ナイト)の命にほかならない。

「ライトセーバーを作ったな。修業を終えたか」
『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)でダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーに言うように、ジェダイは修行を重ねて独自のセーバーを作り出す。

だが、ライトセーバーを持つのはジェダイだけではない。ダークサイドの者たちもこの強力な武器を手に、ジェダイの前に立ちはだかる。

「エネルギー刃の色は柄に内蔵されたクリスタルによって決まる。昔から氷の惑星イラムや砂漠の惑星ジェダのような聖地で採取されるカイバー・クリスタルにフォースが反応し、青か緑のエネルギー刃を発動すると言われる。ダークサイドの者たちはクリスタルに暗黒の感情を吹き込んでクリスタルを「出血」させて、光刃(ブレード)を赤い色に染める」(『STAR WARS スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑』[15ページ])

ライトセーバーを語らずに、『スター・ウォーズ』は語れない。

驚くほど精巧なイラストと詳細な解説

本書『STAR WARS スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑』(以下、『ライトセーバー大図鑑』)は、あらゆるスター・ウォーズ・ファン待望の1冊だ。壮大なスター・ウォーズ・ユニバースを彩る58本のライトセーバーの歴史や特徴が、驚くほど精巧なイラストとともに、『スター・ウォーズ』関連の著作を何冊も持つ著者ダニエル・ウォーレスによって詳細に解説されている。

例えば、『スカイウォーカーの夜明け』(2019)でレイがルークから託されるレイア・オーガナのライトセーバーについては、以下の美しいイラストとともに、次の記述がある。

レイアのライトセーバーは芸術品だ。均整が美しくとられ、シルバーとゴールドの色合いは養女として引きとられた由緒あるオルデランのオーガナ王家を思い起こさせる。グリップは曲線を描き、その上のクリスタルが埋め込まれた心臓部から青い光刃(ブレード)が発動する。リングを重ねたエミッターとその下の細い軸は、ルークの緑の光刃(ブレード)のライトセーバーに似ている。

スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑

ディズニーランド、VR、『ハイ・リパブリック』のセーバーも

『スター・ウォーズ』シリーズとして通常のファンが想定するのは、オリジナル3部作(エピソード4~6)、新3部作(プリクエル・トリロジー/エピソード1~3)、『フォースの覚醒』(2015)『最後のジェダイ』(2017)『スカイウォーカーの夜明け』の本編映画(スカイウォーカー・サーガ)と『ローグ・ワン』(2016)『ハン・ソロ』(2018)のスピンオフ映画だと思うし、ここに出てくる主要なライトセーバーは言うまでもなくすべて収録されている。

だが、本書には驚くべきことに、テレビアニメ・シリーズ反乱者たち(2014-2018)や「クローン・ウォーズ」(2008-2020)、実写ドラママンダロリアン(2019-)だけでなく、アクション・ゲームStar Wars ジェダイ:フォールン・オーダー(2019)、『ベイダー・イモータル スター・ウォーズVRシリーズ』(2020)、ウォルト・ディズニー・ワールドのアトラクション「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」、話題の新シリーズ『スター・ウォーズ:ハイ・リパブリック(Star Wars: The High Republic)』に登場するセーバーまで盛り込まれている。スター・ウォーズ・ユニバースのライトセーバーについてここまで総括的かつ詳細に論じたものはない。日本を含む世界中のスター・ウォーズ・ファンはそれがわかっているから、本書の原書『Star Wars: The Lightsaber Collection』が昨年10月下旬に刊行されるや、たちまち大きな話題を集めることになった。

原書と同じ判型、同じ折込式レイアウトを再現

本書収録のライトセーバーを何本か紹介しよう。

1.『スカイウォーカーの夜明け』の最後の場面で、レイが手にしたセーバーから黄色い光刃(ブレード)が発動する。本書にはこのセーバーについて、「レイはジャクーでゴミ漁り(スカベンジャー)をしていたときから携えていたクォータースタッフを使って新しいライトセーバーを作り上げた」と記されている。

2.『スター・ウォーズ』の代名詞というべきスカイウォーカーのライトセーバーは、翻訳書でも原書同様、折込イラストで鮮明に紹介することができた。ダース・モールのダブル・ブレードも、「反乱者たち」の重要キャラクター、エズラ・ブリッジャーのライトセーバーとブラスターが一体化したライトセーバー・ブラスターも、同じく折込イラストで再現できた。原書の判型・サイズのまま、原書の折込イラストも崩すことなく、そのまま翻訳出版できたことに大きな喜びを感じている。

3.「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」の重要キャラクターで、実写ドラマ「マンダロリアン」にも登場したアソーカ・タノの伝説の2本のライトセーバーも、飛び出してくるような鮮明なイラストとともに詳細に解説されている。

4.「反乱者たち」の尋問官たちが手にするエミッター・リングと一体化した柄を備えたセーバーも迫力十分だ。

5.「マンダロリアン」に出てきたダークセーバーも、『ハイ・リパブリック』のステラン・ジオスの伝説のクロスガード・セーバーも収録されている。 

コアなスター・ウォーズ・ファンが、こうした信じられないような情報を満載した本書の魅力を十分に理解しているからにほかならないからだが、グラフィック社国際部が2021年3月26日に本書のリリースをツイートしたところ、予想もしない大きな反響があった。

特別付録&著者インタビューも予定

本書に加えて、ライトセーバーの用語のほか、『スター・ウォーズ』映画、スピンオフ、テレビアニメ・シリーズ、実写ドラマ、関連作品(コミック、アクション・ゲーム、アトラクションほか)についてのコンパクトな解説、さらには本文に出てくるセーバーやキャラクターの索引をまとめたPDFファイル「ライトセーバー・ホロクロン——『STAR WARS スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑』秘密ファイル」(上杉隼人作成)も無料ダウンロードで提供する予定だ。本書発売後にぜひグラフィック社のホームページをチェックしてほしい。

2021年8月上旬から中旬の発売にあわせて、著者ダニエル・ウォーレスへのオンライン・インタビューも予定している。本書のことはもちろん、『スター・ウォーズ』やライトセーバーについて様々な角度から話してもらうほか、日本のアニメや映画にくわしいウォーレスに、現在アメリカでも大ヒット中の『鬼滅の刃』についても論じてもらうつもりだ。ライトセーバーと『鬼滅の刃』のキャラクターたちの剣を比較してみるようなことができたらうれしい。本インタビューは、本書発売前の8月初旬にTHE RIVERでも紹介する。どうかご期待いただきたい。

原書と変わらない値段で手に入る 

本書『ライトセーバー大図鑑』は、本日2021年6月1日からアマゾンほか各ネット書店、全国の書店で予約を開始した。そして大変うれしいことに、原書はアマゾンで5月27日現在、3595円から値下がりした2890円の値段が付けられているが、本書はそれとほとんど変わらない2970円(本体価格2700円)で提供できることになった。

版元のグラフィック社が読者の皆さんに「原書と変わらない価格」にしようとさまざまな努力を試みた結果だし、訳者としてもこの値段で提供できることに大きな喜びを感じている。

「どうやらフォースでは決着がつきそうにないですな。ではライトセーバーで決着をつけましょう」
『エピソード2/クローンの攻撃』で、ドゥークー伯爵はヨーダにライトセーバーでの対決を挑む。『スター・ウォーズ』の歴史はライトセーバーとともにある。本書『ライトセーバー大図鑑』で、読者はそれを再認識するはずだ。

『STAR WARS スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑』

スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑

書名 STAR WARS スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑
著者 ダニエル・ウォーレス
訳者 上杉隼人
出版社 グラフィック社
価格 本体2,700円(税別)
ページ数 156ページ
判型・製本 A4変形判/上製
ISBN 978-4-7661-3516-9

上杉隼人(うえすぎはやと)

編集者、翻訳者(英日、日英)、英文ライター・インタビュアー、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。「スター・ウォーズ』全作(エピソード1〜9)、『STAR WARS スター・ウォーズ ビジュアル事典 宇宙戦争全記録』(いずれも講談社)ほか、スター・ウォーズ関連の多数を翻訳している。訳書に『アベンジャーズ エンドゲーム』『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(いずれも講談社)、『マーベル・シネマティック・ユニバース ヒーローたちの言葉』(KADOKAWA)、『最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望』(集英社インターナショナル)、チャーリー&ステファニー・ウェッツェル『MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密』(すばる舎)、ウィリアム・C・レンペル『ザ・ギャンブラー ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪』(ダイヤモンド社)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)など多数(70冊以上)。

※2021年6月1日12時54分 記事の一部を修正いたしました。

Writer

THE RIVER編集部
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