蜂もジェイソン・ステイサムは刺さなかった ─ スタントマン、ステイサムが自分でスタントをやるので座って待ってるだけだった

マフィアやテロリスト、巨大ザメを蹴散らしてきたジェイソン・ステイサムは、新作映画『The Beekeeper(原題)』の撮影でも蜂に一度も刺されることがなかったという。
『The Beekeeper(原題)』 は、『スーサイド・スクワッド』(2016)『フューリー』(2014)のデヴィッド・エアー監督による新作アクション映画。ステイサムが演じるのは、極秘部隊の元エージェントで、今は養蜂家を営んでいる男だ。愛する友人を失い、国家的陰謀を相手に立ち上がるというストーリー。
撮影では本物の蜂も使用されたというが、驚くべきことにステイサムは自ら蜂と現場を共にし、一度も刺されることなく撮影を終えたのだという。
英Empireにエアーが語ったところによると、当初撮影クルーは「ジェイソン・ステイサムと本物の蜂を一緒にはできないですよ!」と笑っていたというが、ステイサムは自分でやりたがった。「そこで、彼を養蜂家と一緒にさせて、巣箱の開け方や、蜂との関わり方を学んだのです。養蜂家の“禅”に共感していたようですよ」。
蜂との付き合い方を会得したステイサムは一切刺されなかったという一方、エアー監督は撮影の後半でひどく刺されたそうだ。「でも、大丈夫でしたよ」という監督は「『ビーキーパー(養蜂家)』というタイトルの映画を撮るんだから、蜂に刺されるのは当たり前」ということだ。
ちなみに『The Beekeeper』は既に米予告編映像が公開されており、ステイサムの激しいアクションを見ることができる。「彼が自分でスタントをたくさんこなすので、衝撃でした」とエアーは話している。「彼のスタントダブルは声をかけてもらうのを待って、ただ座っているだけでした」。
共演者は、エロイーズ役を『クリード』シリーズのフィリシア・ラシャド、ウエストワイルド役を『ハウス・オブ・グッチ』(2021)や『ジャスティス・リーグ』(2016)のジェレミー・アイアンズが演じるほか、「アンブレラ・アカデミー」(2019-)のエミー・レイヴァー・ランプマン、『ハンガー・ゲーム』シリーズのジョシュ・ハッチャーソン、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)のミニー・ドライヴァーら。脚本は『フェイク シティ ある男のルール』(2008)でエアー監督とタッグを組んだカート・ウィマーが執筆した。
ステイサムとエアー監督はともにプロデューサーも兼任。なお、配給のMGMは早くも本作のシリーズ化を狙っているという。
映画『ザ・ビーキーパー(原題:The Beekeeper)』は2024年1月12日、米国公開予定。
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Source:Empire