「ストレンジャー・シングス」ヴェクナ役の孤独 ─ 「みんながスタジオで泣く中、僕だけ画面越しで隔離」「あれでよかった」

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でヴェクナ/ヘンリー・クリール役を演じるジェイミー・キャンベル・バウアーが、最終話の脚本を読んだときの体験を振り返った。その状況は、ヴェクナというキャラクターと重なる部分があったという。
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4までの内容が含まれます。
バウアーが演じるヴェクナは、シーズン4のメインヴィランであり、かつて人間だったヘンリー・クリールが変貌した姿。“裏側の世界”を支配し、標的のトラウマにつけ込んで幻覚を見せ、残忍な方法で命を奪う。また、被験者001(ワン)としてイレブンと同じようにブレンナー博士にその力を利用されていた過去も持つ。
米Colliderのインタビューで、最終章「ストレンジャー・シングス 未知の世界 5」最終話を読んだ時の状況を聞かれたバウアー。「まさにピッタリなのですが、僕はこれまでヴェクナの孤独や孤立について、たくさんの人に話してきたんです」と前置きし、こう振り返った。
「僕はコロナに感染していたので、最終話の読み合わせをアトランタの自宅で行いました。みんながスタジオで泣きながら脚本を読むなか、僕は画面越しで隔離されていたんです。今思えば、“あれで正しかったし、ふさわしかった”と感じます。」
当時の心境については、「もうろうとしていたと思います。でも同時に、とても美しい体験でもありました」とコメント。「みんなが自分にとって意味のある、感情が高ぶる瞬間を分かち合う姿を見られましたから。最後にマットとロス(ダファー兄弟)が画面越しに顔をのぞかせてくれて、僕は “みんな、大勢の人たちの人生を変えてくれて、本当にありがとう”と伝えました」。
バウアーがヴェクナとの“つながり”を実感した背景には、役に向き合う真摯な姿勢も大きく影響しているだろう。シーズン5の撮影にあたり、バウアーはヴェクナのオリジンを理解するため舞台版『ストレンジャー・シングス:ザ・ファースト・シャドウ(原題)』を鑑賞し、「さらに多くの発見があった」と語っていた。また、その真剣な役作りゆえか、シリーズ完結後は「精神的にぶっ壊れるから」という理由でしばらく悪役を避けたい意向を示している。

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界 5」VOL 1(第1~4話)は11月27日(木)10時、VOL 2(第5~7話)は12月26日(金)10時、フィナーレ(第8話)は2026年1月1日(木)10時より世界独占配信。
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Source:Collider





























