実写版『ストリートファイター』バイソン、ダン役決定 ─ バイソン役はラッパーの50セントに

ハリウッド実写版『ストリートファイター』のキャストとして、バイソン役にラッパー出身の50セント、ダン役にアンドリュー・シュルツが起用されたことが明らかになった。
バイソン(海外名称はバルログ)は短気で欲深いボクサー。ボクシングでは反則とされるヘッドバッド(頭突き)を得意技とするヴィラン的なキャラクターだ。
50セントはエミネムに認められ2003年にアルバムデビューを飾って以来世界的人気ラッパーとなり、近年では実業家や俳優としても活躍。映画『大脱出』シリーズや『エクスペンダブルズ ニューブラッド』(2023)などのアクション作品を中心に出演している。バイソン役のためにトレーニングを積んでいるといい、作中では自らスタントに挑むという。
ダンこと火引弾はコメディキャラクターだ。ゲーム内ではステータスが低く設定されており、我流格闘術「サイキョー流」で奮闘する。飛距離のしょぼい「我道拳」など中途半端な必殺技を使う。
演じるアンドリュー・シュルツはスタンダップ・コメディアン。Netflix「アンドリュー・シュルツのアメリカを救う」などで活躍する。ネタキャラクターであるダンをユーモアたっぷりに演じてくれそうだ。
なお最新の情報によれば、リュウ役は『ブレット・トレイン』(2022)アンドリュー・小路、ケン役は『ブラックアダム』(2022)ノア・センティネオ、ブランカ役は『アクアマン』ジェイソン・モモア、豪鬼役はWWEレスラーのローマン・レインズとなるようだ。春麗(チュン・リー)役は『BAD GENIUS バッド・ジーニアス』(2025)カリーナ・リャンが演じる。

さらに、バイソンとは犬猿の仲であるバルログ(海外名称はベガ)役はカントリー・ミュージシャンのオーヴィル・ペックに決定。バルログといえば白い仮面と鉤爪を身につける、ナルシストのキャラクター。演じるペックはまさにバルログのように仮面を着用し、素顔を明かさずに活動することで知られる。2019年にデビュー以来、精力的に音源をリリース。2024年には3枚目のスタジオアルバム「Stampede」を発表した。