HBO「メディア王 ~華麗なる一族~」シーズン4で完結 ─ アダム・マッケイ製作総指揮、エミー賞ほか席巻の人気作

エミー賞など数々のアワードを席巻するHBOの大ヒットドラマ「メディア王 ~華麗なる一族~」(原題:Succession、2018-)が、来たるシーズン4で完結することがわかった。クリエイター・製作総指揮のジェシー・アームストロングが、米New Yorkerで明かしている。
本作は、世界的巨大メディア企業ウェイスター・ロイコの経営者ローガン・ロイと子どもたちを軸に、骨肉の後継者争いをブラックユーモアたっぷりに描いた人間ドラマ。『ドント・ルック・アップ』(2021)『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)のアダム・マッケイが製作総指揮を務め、『ザ・メニュー』(2022)のマーク・マイロッド監督&脚本家ウィル・トレイシーは本作から輩出された。日本では「サクセッション」「キング・オブ・メディア」の邦題で配信された時期もあったが、現在はこの邦題に落ち着いている。
シリーズの完結編となるシーズン4は、2023年3月26日より米HBO&HBO Maxにて放送・配信予定。アームストロングは、このタイミングでシーズン4での完結を発表した背景には「いくつかの側面がある」とコメント。「自分が決めた時点」や「シーズンの終盤」でこれが最終シーズンだと伝える案もあったが、最終的には「この番組では隠し事をあまりしない」という考え方に従ったと語っている。
「この番組では隠し事をあまりしない、という考え方もあります。視聴者に対する責任を感じていますし、個人的にも“ここまでだよ、みんな。あれで終わりなんだ”という感じにはしたくありません。この番組でそういうのは嫌ですね。僕は、終わりがくることを知りたいのだと思います。」
またインタビューの後半では、「(シリーズ終了後)少し寂しくなってロンドンの街を彷徨い、“俺は一体何をしたんだ?”と思う自分を想像します。6ヶ月後くらいに、“リブートの準備はできているか?”と電話をかけるかもしれませんね」とシリーズ終了への寂しさも明かした。
最終シーズンでは、ストリーミング企業へのウェイスター・ロイコ売却がますます現実味を帯びることになる。しかしこの売却は、ロイ家の人々にその後の生活を想像させ、やがて苦悩と家族間の分裂をもたらすようになるのだった。自ら文化的・政治的地位が損なわれる将来を恐れ、激しい権力闘争が幕を開ける……。出演者にはローガン役のブライアン・コックス、ケンダル役のジェレミー・ストロング、 ローマン役のキーラン・カルキン、シヴォーン役のサラ・スヌーク、コナー役のアラン・ラックらが続投する。
ドラマ「メディア王 ~華麗なる一族~」シーズン1~3はU-NEXTにて見放題で独占配信中。シーズン4は2023年3月26日より米国放送・配信予定、日本での配信情報が待たれる。
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Source: New Yorker