【続報】『スーサイド・スクワッド』監督が本編別バージョンの存在を否定!未公開シーンはDVD・Blu-rayに収録か
『スーサイド・スクワッド』がアメリカでいよいよ公開された。幸いにして初動の興行収入は快調とのこと、このまま世界的なスマッシュ・ヒットになることを期待したい。
先日THE RIVERでも取り上げたが、『スーサイド・スクワッド』は事前にネガティブなレビューが出回り、製作の裏事情がリークされるなど非常に厳しい状況で封切りを迎えている。しかしデヴィッド・エアー監督は、ハリウッド・レポーター誌が報じた「本編の別編集版が存在した」という情報をはっきり否定した。
エアー監督、映画の編集を語る
『スーサイド・スクワッド』でジョーカーを演じたジャレッド・レトは、撮影したシーンが完成版の映画からたくさんカットされていることを明かした。これについてエアー監督は自身の考えを語るとともに、本編の別編集版が存在することを否定したのである。
「(削除したシーンは)たしかに10分以上ある。でも映画の完成品は僕が編集したもので、パラレルワールド・バージョンは存在しないよ。脚本を書いて映画を撮るうえで最もキツいことのひとつは、(作ったものを)結局捨てるハメになることだ。どんなに愛おしくて、どんなに素晴らしいと思ったとしても、映画は独裁主義だからね(笑)。民主主義じゃないのさ。だからクールでスゴいシーンが映画の完成品に残るとは限らない。公開されている映画が最高のオリジナルだよ」
またエアー監督は未公開シーンがDVD・Blu-rayに収録される可能性を認めたものの、ジョーカーとハーレイ・クインのシーンが含まれるかどうかは明言を避けている。ただし監督の発言から予想すると、『バットマン vs スーパーマン』のように大量の未公開シーンが後から追加されることはなさそうだ。
インタビューでエアー監督は、脚本段階では必要だと思われた長いシーンも、実際に撮影すると短いシーンで十分だったという例にも言及している。事前の想定と違うことが起きるのが映画製作だと強調しており、未公開シーンが増えたことにも理解を求める姿勢のようだ。
『スーサイド・スクワッド』は2016年9月10日公開予定。
source:http://collider.com/suicide-squad-deleted-scenes-jared-leto-david-ayer/