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『スーパーマン』ネットで物議の飛行ショット、本編使用ナシ ─ 「あれはテレビCMで、VFXも未完成だった」とジェームズ・ガン

スーパーマン
(c) &TM DC(c)2025 WBEI

DC映画『スーパーマン』のスポット映像で使用され、一部で物議を醸した“飛行ショット”が本編に使用されていないことがわかった。監督・脚本のジェームズ・ガンが、米Entertainment Weeklyにて明らかにした。

ガンが改めて釈明したのは、2025年1月に公開されたスポット映像のラストに使用されていた、スーパーマンが雪山を背に高速で飛ぶ約3秒間のショット。デヴィッド・コレンスウェット演じるスーパーマン/クラーク・ケントの髪がなびくが、その顔に違和感がある、物理法則を再現するためにCGで顔を加工しているのではないかと指摘されたのだ。当時、ガンはこの説を完全に否定していた。

このたび、ガンはこのショットについて「テレビCMであり、VFXも未完成だった」と説明。最終的に本編にも使用していないことを認めた。

「彼(スーパーマン)が飛行するところは、(コレンスウェット)本人が飛んでいるところと顔を実際に撮り、また実物の背景をドローンで撮影したものです。すべてが本物だったのですが、あまりよくない形で合成されていました。気に入らないショットだったので、本編にさえ使っていないものです。」

また、このショットがプロモーションに使用されてしまったのは自身の確認ミスだったことも述べている。「予告編ではそれぞれのショットをきちんと厳密に確認するのですが、CMだと確認し忘れることがあります。あれは僕が見逃していたところでした」。

ガンが「本編にさえ使っていない」と言っているのは、該当のショットがまったく存在しないという意味か、それともVFXの仕上がりをより高めたショットが使用されているという意味か──。その真相は映画館で確かめてほしい。

映画『スーパーマン』は2025年7月11日(金)日米同時公開。

Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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