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『スーパーマン』新スーツが「ゆるめ」な理由 ─ 「濡れTシャツのようにしたくない」

スーパーマン
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ジェームズ・ガンによる新『スーパーマン』ビジュアル解禁時に話題となったのがそのコスチュームだ。ザック・スナイダーが創造したスタイリッシュで筋肉質なスーツと異なり、デイビッド・コレンスウェットが着用するのはダイビングスーツのように肉厚で“たわみ”もあるようなデザイン。熱心なファンの間では賛否両論も集まった。

ここには、ガン監督なりの狙いがある。米Fandangoにて語るところによると、「ひとつ考えていたのは、濡れたTシャツのようにしすぎたくないということ。スーツに筋肉を反映させたくなかった」。

以前にもガンは「偽の筋肉が入っている感じにしたくない。エアブラシで腹筋を描くのも嫌だった」と語っており、地に足着いたデザインを求めていることを明らかにしている。今回は「メタヒューマンが実在する世界を作りたかった。そして、彼らはさまざまな理由でスーツを着ている。つまり、ある種のユニフォームなのです」とコメントした。

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確かに、例えば警察官や機動隊のユニフォームでは、筋肉を強調したり盛り立てたりする必要がない。スーパーマンのコスチュームを「ユニフォーム」と捉えるのは、ヘンリー・カヴィル版とはまた異なるアプローチだ。

なお、新スーツでは往年のコミック版を踏襲するように赤いパンツが再現されているのも特徴。ガンもデザインに試行錯誤していた頃、同役のコレンスウェットに「彼はプロレスラーのような格好をするんです。人々を恐れさせないような格好をして、それこそが希望や、ポジティブさを示すんです」と説得されたことで採用を決めたという。

映画『スーパーマン』は2025年7月11日に日米同時公開予定。

Source:Fandango via Comicbook.com

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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