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『スーパーマン』黒人リブート版は独自路線、20世紀が舞台の可能性も ─ 黒人監督を起用の方針

スーパーマン
※画像はイメージです Photo by Guilhem Vellut https://www.flickr.com/photos/o_0/30805643592/ Remixed by THE RIVER

「黒人のスーパーマン」を初めて実写映画化する、ワーナー・ブラザース/DCコミックスの『スーパーマン』リブート版映画(タイトル未定)の新情報が飛び込んできた。現時点ではDC映画ユニバースではなく独自路線で企画が進められており、黒人監督の起用が予定されているという。米The Hollywood Reporterが報じた。

『スーパーマン』リブート企画は2021年2月に発表されたもので、製作を『スター・ウォーズ』『スター・トレック』のJ・J・エイブラムス、脚本を作家&ジャーナリストのタナハシ・コーツが担当。『世界と僕のあいだに』(慶應義塾大学出版会)などのベストセラーで知られるタナハシは、コミックに忠実なスーパーマンの物語を計画しているという。

報道によれば、今回のスーパーマン映画はDC映画ユニバースに属さず、独自の路線で企画が進行中。カル=エルがクリプトン星から地球にやってくる物語で、20世紀を舞台にするという選択肢も検討されているという。タナハシによる脚本は2021年12月半ばに完成予定。過去にマーベル・コミックで「ブラックパンサー」「キャプテン・アメリカ」のライターを務めた気鋭作家は、スーパーマンの起源をどんな手付きで描き直すのか。

現時点で監督は決定していないが、プロデューサーのJ・J・エイブラムスが監督を兼任する予定はなく、ワーナー/DCは黒人監督との面会を進めている。プロセスは初期段階ながら、候補者には『クリード 炎の宿敵』(2018)のスティーヴン・ケイプル・Jr.、『インフィニット』(2016)のJ・D・ディラード、『あの夜、マイアミで』(2020)のレジーナ・キング、『Judas and the Black Messiah(原題)』のシャカ・キングらが挙がっているとのこと。これらの候補者は、マーベル・スタジオ製作『ブレイド(原題:Blade)』と重複しており、すでにマーベル&DCの両社と面会した人物もいると報じられている。

スーパーマン役のキャストは決定していないが、報道では「比較的知名度の低い俳優が演じることもありうる」とのこと。以前から就任が熱望されていた『ブラックパンサー』(2018)のマイケル・B・ジョーダンは、先日、本企画について「具体的に把握していない」とコメント。The Hollywood Reporterの取材では、盟友であるタナハシの参加を喜びつつ、「(出演するのではないかという形で)話題に加えてもらえて光栄です。だけど僕は見ているだけですから」と述べた。

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Source: The Hollywood Reporter(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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