『スーパーマン』続編をジェームズ・ガン執筆中、しかし『スーパーマン2』ではない

映画『スーパーマン』の続編をジェームズ・ガンが執筆しているという。しかし、やはり『スーパーマン2』ではないらしい。
DCユニバースの本格開幕作となった『スーパーマン』は、2025年7月11日に公開から大ヒットを継続中。3週間が経過した7月31日には米国興行収入3億ドルを突破し、DC映画として『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)以来3年ぶりの快挙となった。また、スーパーマン映画としては『マン・オブ・スティール』(2013)を抜き、まもなく『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の記録も超える見込みだ。
全世界興行収入は5億ドルを超え、どこまで数字を伸ばせるか──ワーナー・ブラザース&DCスタジオだけでなく映画ファンも熱い視線を注ぐなか、やはり気になるのは“次の一手”だ。DCスタジオを統括する監督ジェームズ・ガンは、スーパーマンの次なる活躍をどのように構想しているのか?
公開からしばらく経った今、Threads上で「リラックスする時間は取れていますか?」とファンに尋ねられたガンは、「『ピースメイカー』のプロモーションです! (『スーパーマン』の)続編も書いています!」と返信。もっとも、この答えは熱心なファンを戸惑わせることになった。
なにしろガンは、米Entertainment Weeklyにて続編の構想を尋ねられると「ある意味で作業をしてはいますが、必ずしも『スーパーマン』の直接的な続編とは言えないと思います」と回答。同じくThreadsにて『スーパーマン2』の公開日を聞かれると「『スーパーマン2』とはなんぞや」と応じていたのである。
混乱したファンが「それは以前お話しされていた、スーパーマンは登場するけれども続編ではない映画のことですか? それとも『スーパーマン2』があるんですか?」と尋ねると、ガンは「ごめんなさい、同じ映画です。スーパーマンは大きな役割を担いますが、『スーパーマン2』ではありません」と明確化した。
この“事実上の続編”について、ガンはあくまでも『スーパーマン』の続編ではないというスタンスを取っている。しかし、思わず「続編を書いている」と書いてしまうほどには続編的な性質が強いのだろう。現時点で発表されているラインナップには、この“事実上の続編”と思しきタイトルは含まれていない。「脚本が完成してからゴーサインを出す」が信条のガンである、その詳細が明かされるのはしばらく先になりそうだ。
ちなみに、ガンによれば「ピースメイカー」シーズン2も『スーパーマン』の「直接的な続編」と言える作品。「たくさんのキャラクターが出ますよ。リック・フラッグ(・シニア)、ホークガール、マクスウェル・ロード、ガイ・ガードナー(グリーン・ランタン)。ですから『スーパーマン』の直接的な続編です。きわめてR指定の」と語っていた。
映画『スーパーマン』は公開中。
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Source: James Gunn (Threads), Entertainment Weekly, The Hollywood Reporter