『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』監督の新3部作が頓挫か ─ 「特に何も起こりませんでした」

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)で賛否を呼んだライアン・ジョンソンが手掛けるとされた新たな映画3部作は、事実上頓挫したと見て良さそうだ。ジョンソンが米Rolling Stonesにて、具体的には何も進んでいなかったと明かしている。
ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディCEOは『最後のジェダイ』当時、ジョンソンの手腕に惚れ込んで新たな映画3部作の監督に指名。ところがその後進捗はなく、時々ケネディが「話し合いを続けている」と伝えたり、ジョンソンが「また『スター・ウォーズ』の世界に戻れたら幸せ」と語るばかりで、具体的な情報は伝えられていなかった。
『スター・ウォーズ』新3部作を手掛けるという話はどうなったのか?こう尋ねられたジョンソンはこの度、「特に何も起こりませんでした」と回答し、特に企画が前進しなかったことを認めた。
いわく、『最後のジェダイ』時に「これからも仕事を続けていきましょう」と打診され、ジョンソンは「是非!」と答えた。ケネディとアイデアのやり取りは行なっていたというが、その後すぐにダニエル・クレイグ主演の独自作品『ナイブズ・アウト』シリーズがスタート。「僕は『ナイブズ・アウト』にかかりきりになり、殺人ミステリーの製作で忙しくしていました」とジョンソンは話している。「将来、『スター・ウォーズ』でもそれ以外でも機会があればすごく嬉しいです。でも今は自分の仕事をやっていて、それで幸せです」。
ケネディとアイデアを持ち寄り合っていた『スター・ウォーズ』企画はどの程度進んでいたのかと確認されると、「とても概念的なものでしたね。すぐに僕が『ナイブズ・アウト』に移ったので。アウトラインとかトリートメントみたいなものは全然ありませんでした」との回答。あくまでも話し合いベースで、まだ企画に落とし込むような段階にも進んでいなかったようだ。
ジョンソンの『ナイブズ・アウト』シリーズは、シリーズ第3作『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』が2025年12月12日よりNetflix配信。現時点でこのシリーズは以上となるが、ジョンソンは「燃え尽きた感覚は全くない」となおも継続へ意欲を見せている。
一方『スター・ウォーズ』はジョンソンとは別の新作映画予定が目白押し。このまま両者が再び手を取りあう可能性はあまり高くないと見られる。
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Source:Rolling Stones