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『スター・ウォーズ』あの新作予定はどうなった?ライアン・ジョンソン版、「オビ=ワン」シーズン2、タイカ・ワイティティ版の最新状況

スター・ウォーズ
2023 Getty Images

『スター・ウォーズ』新作映画3タイトルがルーカスフィルムより正式発表された。「スター・ウォーズ・セレブレーション」で情報解禁となったのは、ジェームズ・マンゴールド監督による「フォース誕生」を描く太古の物語、デイヴ・フィローニ監督による「マンダロリアン」シリーズ完結作、そして『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』続演とも言える「レイの15年後」を描く作品だ。

これらは全て情報初出となるサプライズ発表だったが、『スター・ウォーズ』は他にも、かねてから伝えられていた作品がいくつかあるはずだった。ルーカスフィルムCEOのキャスリーン・ケネディはイベント後、「『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督による新作」、「『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ監督による新作」、そしてドラマ「オビ=ワン・ケノービ」シーズン2の可能性について、それぞれ進捗を米Varietyに明かしている。

ライアン・ジョンソン監督の新映画

ライアン・ジョンソン
Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/25070162628/

ジョンソン監督による新作企画は、2017年の『最後のジェダイ』公開期より予定が伝えられていたものだが、その後具体的な進捗は見られていない。ジョンソン監督は自身の『ナイブズ・アウト』シリーズが仕事の中心となり、現在はシリーズ第3作に着手中だ。

ジョンソンやケネディはこれまでも、「続投の意志はあり、話し合いは続いているが、ジョンソンのスケジュールが空いていない」といった旨の状況を話していたが、ケネディはこの度も同じような内容を語っている。

「ライアンとはずっと話しています。彼は信じられないくらい忙しい。『グラス・オニオン』の続編に取り掛かっていらっしゃるので、現時点で具体的に進めている事はありません。あとは、神のみぞ知るって感じです。

でも、彼はまたあの宇宙に戻りたがっています。膨大な時間を費やすことになるので、彼次第ですね。」

ジョンソンが取り組んでいる『ナイブズ・アウト』第3作のリリース時期は2024年ごろになると見られる。この好調が続けば、Netflixとさらなるシリーズ更新の可能性もあるだろう。そうなればジョンソンはまた数年間のスケジュールを押さえられることとなり、『スター・ウォーズ』への復帰はさらに遠のくこととなる。

一方で、仮にそのまま『スター・ウォーズ』に復帰するとなれば、そのころはこの度発表された3作の製作ももっと活発になっていることだろう。

ジョンソンがどのような企画に取り組むかは不明だが、『最後のジェダイ』を手がけたことから、続3部作に関連する内容になる可能性もある。その路線では、レイの15年後を描く続編との差別化も検討する必要もあるだろう。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。