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『スター・ウォーズ』レイ&フィン&ポー・ダメロン、シリーズ復帰の可能性は ─ 俳優3人が今後の展望を明かす

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)
(The Walt Disney Company/Image Group LA) OSCAR ISAAC, JOHN BOYEGA, DAISY RIDLEY

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で、2015年『フォースの覚醒』に始まった『スター・ウォーズ』新3部作は幕を閉じる。物語の中心を担ってきたレイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、そしてポー・ダメロン役のオスカー・アイザックも、ひとまずディズニー/ルーカスフィルムとの出演契約を終える見込みだ。今、3人は『スター・ウォーズ』シリーズへの復帰をどう捉えているのか。海外メディアでは、率直な意見が飛び出してきた。

主人公レイを演じてきたデイジー・リドリーは、どうやら本作『スカイウォーカーの夜明け』に相当の手ごたえを感じているようだ。米Varietyにて復帰の可能性を問われるや、リドリーは「正直言って、今回の作品を超えられるのかどうか分かりません。素晴らしいストーリーに、素晴らしい結末なんです」と話しているのである。「もちろんキャラクターは存在しつづけますが、(復帰するなら)相当素晴らしいものでないと。そんなことができるのかどうか……」。

もちろん、リドリーは将来的な復帰を完全に否定しているわけではない。ただし英GQでは、「(今回で)終わりという感じがあるので、今はまったく想像できないんです」とも口にしている。「ずっとずっと後になって、その時どうなるかは分かりませんけど」。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
© 2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

“想像できない”と口を揃えたのは、ポー役のオスカー・アイザックも同じだ。『スカイウォーカーの夜明け』は、彼にとって「人生のひとつの章が終わる」ような感覚だという。「この仕事が終わることを幸せに思うし、満足しているんです。だから(復帰するとして)どんなものになるのか、どうすればこの役をもう一度やり直したくなったり、また演じたくなったりするのか想像できません」。

ところで『スター・ウォーズ』は、現在ディズニーの映像配信サービス「Disney+」で展開を拡張中。サービス開始済みの国々では、シリーズ初のドラマ「マンダロリアン」の配信が始まっているほか、今後はユアン・マクレガー主演によるオビ=ワン・ケノービの単独ドラマや、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)の前日譚ドラマも控えている。いずれひょっとして、レイやフィン、ポーのスピンオフドラマが作られることもあるのではないか。

しかしながらアイザックは、米Colliderの取材にて、Disney+進出の可能性は「ありません」と即答。同席したゾーリ役のケリー・ラッセルに「1話につき300万ドルもらえるなら?」と尋ねられても「やめときます」と笑った。またフィン役のジョン・ボイエガも、「どういう形なら『スター・ウォーズ』に復帰しますか?」というVarietyの質問に「Disney+には送り込めませんよ!」と笑った。「やりません。見てますけど、僕は長編映画にとどまります」。

ちなみにボイエガは、ひとつだけ『スター・ウォーズ』に復帰する可能性を提示している。それは「デイジーとオスカーがやるなら、僕も戻ります」というもの。ここまででお分かりのように、やはり実現するにせよ相当未来の話となりそうだ。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)日米同時公開

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Sources: Variety, GQ, Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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