アイアンマン役ロバート・ダウニー・Jr.、DCコミックス原作ドラマをプロデュース ― 「マッドマックスとバンビを融合したような」作風

映画『アイアンマン』『アベンジャーズ』シリーズなど、マーベル・シネマティック・ユニバース作品でトニー・スターク/アイアンマン役を演じてきたロバート・ダウニー・Jr.が、DCコミックス原作の新作ドラマをプロデュースすることがわかった。米Deadlineが報じている。
このたびロバートがプロデュースを手がけるのは、DCコミックスのレーベル「Vertigo(ヴァーティゴ)」で2009~2013年に刊行された同名コミックをドラマ化する「Sweet Tooth(原題)」。米Huluが製作を務め、ひとまずパイロット版の制作が発注されているという。ロバートが設立した製作会社「Team Downey」がプロデュースにあたっているため、プロデューサーにはロバートの妻であるスーザン・ダウニーも名を連ねている。
コミック「Sweet Tooth」は「『マッドマックス』と『バンビ』が出会ったような」作風とも形容されるストーリーで、主人公は人間と鹿のハイブリッドである少年ガス。荒廃した世界で旅に出るガスは、同じくハイブリッドや人間たちと出会うなかで、世界を崩壊に導いた出来事の真実に迫っていく。しかしそこには、彼自身の存在に疑問を抱かせる巨大な陰謀が横たわっていて……。
ドラマのパイロット版で脚本・監督を務めるのは、映画『コールド・バレット 凍てついた七月』(2014)や『肉』(2013)、『ステイク・ランド 戦いの旅路』(2010)などホラー/スリラーを数多く手がけるジム・ミックル。ジムはロバート&スーザンとともにプロデューサーも兼任する。なお本作の製作にあたって、Team Downeyは米ワーナー・ブラザース・テレビジョンとタッグを組んだ。
2008年『アイアンマン』からトニー・スターク/アイアンマンとして、マーベル・シネマティック・ユニバースの、ひいてはハリウッドにおけるヒーロー映画の最前線をひた走ってきたロバートは、来たる『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』をもってマーベル・スタジオとの出演契約をひとまず満了する。契約更新が行われるかどうかは不明だが、このタイミングで“ライバル”DCコミックスの原作ドラマに着手するということは、いずれにせよロバートは、今後さらに高い自由度のなかで自身の創作や活動を進めていくことになりそうだ。
ドラマ「Sweet Tooth(原題)」の製作時期は不明。
Source: Deadline