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『ターミネーター』最新作で『新起動/ジェニシス』は「なかったこと」に ― T-1000役ロバート・パトリックは不参加

ターミネーター
※画像はイメージです

本格始動が報じられて話題となっている、映画『ターミネーター』シリーズの最新作についてアーノルド・シュワルツェネッガーが語った。シリーズのファンサイト「TheTerminatorFans.com」は、イギリスでのイベントに登場したシュワルツェネッガーに直撃して複数の情報を聞き出している。

『ターミネーター』シリーズの最新作は、同シリーズとしては第6作となるものの、ストーリーや位置づけを単純に『6』としていい状況にはない。シュワルツェネッガーいわく、複数メディアで『ターミネーター6(仮題)』とされている本作は『6』ではなく別のタイトルになるようだ。
それもそのはず、ジェームズ・キャメロンとティム・ミラー監督をはじめとした製作陣は、すでに本作を「『ターミネーター2』(1991)の続編」と呼んでいるという。そうした構想であるとは伝えられていたが、そこまで徹底したものになろうとは……。

『新起動/ジェニシス』は「なかったこと」

キャメロン、シュワルツェネッガー、そしてリンダ・ハミルトンの復帰が決定している『ターミネーター』最新作だが、そのストーリーは依然として明かされていない。気になるのは、キャメロンが基本的に関わらなかったシリーズ第3作~第5作がどのような扱いになるのかということだ。

そこでTheTerminatorFans.comのインタビュアーは、『ターミネーター2』とシリーズ第5作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)の内容が同時に成立しえないことを指摘。するとシュワルツェネッガーは、その矛盾を認めて「『新起動/ジェニシス』は完全に無視する」と話したというのだ。むろん同作に至るまでにはシリーズの流れがあるわけだが、シュワルツェネッガーはキャメロンの意向をこのように代弁している。

「キャメロンはその他の(編注:1, 2作目以外の)全作品に関わっていない。だから他の作品は認めていないんです。」

『新起動/ジェニシス』にはキャメロンが一部協力したともいわれていたが、今やその作品すら“なかったこと”にされるとなれば、第3作『ターミネーター3』(2003)や第4作『ターミネーター4』(2009)が同じ道をたどる可能性は高いだろう。

なおシュワルツェネッガーによると、『ターミネーター』最新作は『2』の続編になるものの、同作でT-1000役を演じたロバート・パトリックは本作に参加していないという。ちなみにサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンはトレーニングを開始しており、2018年春からの撮影に向けて「すごく真剣に」準備を進めているとのことだ。きっと往年のヒロインが再登場するというだけにとどまらない、ド派手な活躍をスクリーンで見せてくれるのだろう。

ジェームズ・キャメロンは『ターミネーター』最新作で、長らく自身の手を離れていたシリーズを大胆に再構築しようとしている。果たしてどんな内容の映画になるのか……シュワルツェネッガーいわく、脚本はまもなく完成するということだ。

Sources: https://www.theterminatorfans.com/exclusive-schwarzenegger-talks-terminator-6/
https://www.theterminatorfans.com/exclusive-untitled-terminator-reboot-will-be-a-reconnect-ignoring-non-cameron-involved-installments/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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